2010年10月12日

An Ecology of The Mind



映画『An Ecology of The Mind』の上映会に参加した。

これは「ダブル・バインド」などを考え出し、

天才と呼ばれたグレゴリー・ベイトソンについての映画である。



この映画を作ったのは娘のノラ・ベイトソン。

彼女は上映会に参加し、

映画作成の背景を話してくれたり、上映後の質疑応答もしてくれた。


この映画、簡単にいうと「心の生態系を考えましょう」というもの。

ノラは、ベイソトンとの会話であるとか、

ベイトソンの講演、インタビューなどを集めて、

それに現在の専門家の解説を交えて、

編集して、作成していた。


映画の予告編はこちら↓







見ていていろいろと印象に残った。



・何事もシステムで成り立っている


足が痛いと言っても、足だけを見て完治しないことは多々ある。

会社においても、誰々が悪いといって、その人たちだけを処分しても、

業績は変化しないことがあり、

家族においてもそれは同じことである。

ベイトソンが家族療法のビデオを見ていた。両親と息子の3人家族。

最初の20回は、「この息子が悪い」と思った。

次の20回見ると、「このお母さんが悪い」と思った。

次の20回見ると、「このお父さんが悪い」と思った。

最後また20回見ると、「このセラピストが悪い」と思った。


結論。分けて考えることはできない。システムだ、ということ。





・前提にきづくこと

物事が意味を持つのは、状況があるから。つまりは関係性があるから。

関係性の前提とは、二つ以上のものがある、ということ。


コップ一杯の水も、それだけじゃあ意味をあまり持たない。

日常の状況では、たった一杯の水、となる。

しかし、これに状況を変化させる。

サハラ砂漠でヘトヘトに歩いた後のコップ一杯の水は

命の水となる。

状況が意味を持たせている。

水と私との関係性に、意味が出ている。


物事の「良し悪し」も意味である。

「良い」と意味付けられるためには、そのための状況との関係性があって、

「悪い」と意味づけられるためにも、そうである。


人は往々にして、固定化して物事を考えたがるようだ。


物事が「良い」「悪い」という意味を持つためには、

そのための状況との関係性が必要である。


だから、今「良い」とか「悪い」と思っていることでも、

別の状況ではわからない。


今の解決策が、別の状況では弊害となることは多々ある。


だから、考えるべきは

「この現象を、どういった前提が問題としているのか?」

「この現象を、どういった前提が成功としているのか?」


ということである。


これに気付くことができるほど、精神的な自由は広がる。







映画を見終わって、

いろいろと自分は一定のフレームで必要もないのに

制限していることがよくあると思った。

良く考えること、良く見ることで、

より自由が広がると希望を感じた。


また、ベイトソンの映像を見て、

彼の学ぶ姿勢、その好奇心を尊敬したい。

私も「こなすこと」よりも「学ぶこと」に焦点を当てたいと思った。





以下、読んだことはないけれど

関連図書みたいなので、添付する。



精神の生態学

精神の生態学

  • 作者: グレゴリー ベイトソン
  • 出版社/メーカー: 新思索社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本




ラベル:ベイトソン NLP
posted by ヤス at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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