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2010年10月23日

道徳的推論の発達について。ピアジェとコールバーグ

子供はどのようにして道徳を学んでいくのか?

ピアジェは独自の道徳的推論において他律から自律へと変化していくと説いた。

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最初は道徳ルールは、神様から下された掟だと理解する。間違ったことをすると、魔法が起きたかのように必ず罰を受けると。また、意図の理解も未熟で徐々に深まっていく。

最初は意図の理解もできないから以下のような事が起きる。

ケースA.ある子供がお母さんにプレゼントをあげようと思ってお母さんのスカートをハサミで切って、大きな穴をあけた。

ケースB.ある子供がハサミで手当たり次第に目の前のものを切っていて、お母さんのスカートに小さな穴をあけた。

意図を理解する事を覚えていない段階では、穴が大きいから、ケースAの方がいけないと考える。成長するにつれ、意図を考慮することが大事だと学ぶ。


ピアジェに関する動画



コールバーグは道徳性発達理論を提唱している。

ある女性がガンで死にそうである。そこで夫はそのガンに効く薬を探す。するとある薬剤師が売っていた。しかし価格は2000ドル。薬剤師はこのラジウム薬を200ドルで入手していた。夫は周りからお金を貸してもらうが、それでも1000ドルしか集まらない。事情を薬剤師に話すも薬剤師はこれで金儲けがしたいので、値下げできないと言う。そこで夫は、薬剤師のお店に不法進入し、薬を盗む。

夫のこの行動はよかったのか?

これにどう答えるかで、子供の道徳発達度を測った。

1.慣習以前のレベル(pre-conventional morality)

第一段階が「罰と服従」(punishment and obedience)志向。これは問題(罰)に合うのが嫌だから、従おうというもの。


第二段階が「道具主義的相対主義」(instrumental relativist)志向。正しい行動は、自分にとって、また自分と他者相互の利益を満たすものとして捉えられる。物理的な有用性が考えられる。

2.慣習のレベル(conventional morality)

第三段階が、「良い子」(good boy/girl)志向他人から承認を貰うかどうかが行動の決め手。「常識」とされる行動を取る。

第四段階が、「特権者と社会秩序の維持」(authority and social order maintaining)の志向行動の決め手は社会秩序に従うかどうか、特権者(親や上司といった「うえの人」)に承認されるかどうか。

薬屋の例だと、「進入してよい」とする時は、その理由が「人を死なせると特権者から非難されるから」だったり、「進入してはいけない」理由が、「社会秩序を乱すから」といったものになる。


3.脱慣習的レベル(post-conventional morality)

第五段階が「社会契約的遵法」(social contract, legalistic)志向。道徳は、親や先生から押し付けられるものでもなく、自分たちのためにある、変更可能なものだと理解する

正しいことは、様々な価値観や意見があることを認めた上で、社会契約的合意にしたがって行為するということ。

第六段階が「普遍的な倫理的原理」(universal-ethical-principle or conscience)への志向正しい行為とは「良心」に則った行為である。

良心は、論理的包括性、普遍性ある立場の互換性といった視点から構成される「倫理的原理」に従って、何が正しいかを判断する。ここでは、この原理に則って、法を超えて行為することができる。



コールバーグ(ローレンス・コールバーグ, Lawrence Kohlberg, 1927-87年)はハーバード大学で道徳教育センター所長に就任する(1974年)が、うつ病の苦痛から、1987年1月、マサチューセッツ病院で療養中に身を投げて死亡した。

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参照
ウィキペディア
Wikipedia


関連動画



参考図書
道徳教育はこうすればおもしろい―コールバーグ理論とその実践
道徳教育はこうすればおもしろい (続)
posted by ヤス at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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