2011年08月11日

「ありのままの今ここ」に気づくこと。バージニア・サティア

家族療法の授業で今はバージニア・サティアについて学んでいますが、非常におもしろいです。やはり人間が生まれて最初に育つ組織が家族なので、家族にある見えないルールや人との接し方はその後の人の人生に大きな影響を与えます


サティアは、家族療法にゲシュタルト療法のアプローチを取り入れた人でもあります。ゲシュタルトは、簡単にいうと「今ここ」に気づくこと。今自分の感覚はどうなっているのか、これに焦点を置くことで、自分の考えや感情がたくさんわかってくる。私もゲシュタルト専門の先生とワークをしましたが、自分のことがこれほどにもわかるのか、と感動しました。

そして、サティアは、家族メンバーの自尊心が低いと(特に親の自尊心が低いと、それが子供に伝染しやすい)完全に心をオープンにできず、4つのミス・コミュニケーションタイプを取ると話しています。

それらは、服従、他責、計算、紛らしです。

服従とは「私は何でもあなたの言うことに従います」というスタイル。

他責は「お前が悪いんだ。何で●●できないんだ」というスタイル。

計算は「私は感情的関与はしない。私は冷静に対処するだけ」というスタイル。

紛らしは「どうでもいいから、楽しいことしようよ」というスタイル。


サティアのセミナーではこれらのコミュニケーションタイプの姿勢やポーズをとって、そこから感じられるもの、またそのポーズを他人がするのを見て感じられるもの(例「私と母の会話のようです」「両親を見ているようだ」)を共有し、その人の家族間の心の様子を探っていきます。

そして、最後はただ直立し、自分の両足で立ち、その力を感じて、自分の体の重心を感じて自分の体、感覚、そして対面する人、そして「その場全体」の「今ここ」を感じ、互いに述べていきます。すると、それだけで受講者は、自然と手を取り合ったり、抱き合ったりします。

★ホットヨガスタジオ L A V A★


「ありのままの今ここ」に正直に、オープンに気づけないことが問題の原因となること最後に学びます。

20世紀最大の心理療法家、バージニア・サティア。もっと勉強したいと思いました。

バージニア・サティアについて学びたければ以下がオススメです。
Virginia Satir: Foundational Ideas
Conjoint Family Therapy
マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション

posted by ヤス at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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