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2015年04月06日

ボーエン、不安は継承される「慢性不安」


家族療法において大事な人物の一人にマレー・ボーエン(Murray Bowen)がいます。


彼は長い間、統合失調症(schizophrenia)の患者と、その家族の関係について、研究を重ね、その後、一般的に使える家族療法理論を生み出しました。

彼は家族を「1つの独立した感情の単位」として捉えました。

たとえば、父親がアルコール依存で療養。家にいない。家族に父親的感情が欠けると、他のメンバーがその役割を補う、という図式になります。

また「慢性不安」というものがあり、これは感情が不安定な親が、子供を生むと自分の持つ不安を子供になすりつけて自分の感情を安定させようとします。そこで人に対する接し方を学んだ子供は同じ不安をまたその子供になすりつけていきます。

肉体的な遺伝と同じように、感情面でも不安が継承されていきます。





ここで大事になるのが個人の分化です。家族メンバーは自我の発達により、分化の力が働きます。

家族団結の圧力よりも、自己を尊重する力が勝り家族内の力関係のバランスが微妙に変化してきます。家族には「感情磁石」が働きますが、これにもめげずに分化を達成すると、自立した生活を送っていけると説いています。

逆に分化の力が弱いと、短期的な感情に振り回され情緒不安定に陥り、精神疾患にかかりやすくなります。

ボーエンの理論は非常に興味深いです。今後また学ぼうと思います。


posted by ヤス at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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