2012年06月06日

個人が環境から満足を見つけるプロセス

ゲシュタルトセラピーで大切なことは自分が欲しい物を知り、それを得るための行動をすること。そのためには環境への接触が必要で、この「接触(コンタクト)」を発達させていくことがゲシュタルトでは非常に大事なポイントになります。

個人がどのように自分の欲しい物を環境との接触の中から見つけていくのか、そのプロセスは以下の流れを経ます。

1.ニーズが生じる

2.現状では何かが足りないと感じる

3.「何か」を明確にする

4.周りを見渡し、それがどう得られるか考える

5.得るための行動を取る

6.得たものを吸収(同化)する

7.自分が欲しい物が得られたか評価する

8.欲しい物を手放す

9.休憩


統合された人とは、このプロセスを中断なしに経ることができる人だとゲシュタルトでは定義します。

120605 Process by which individual finds satisfaction in the environment.jpg

逆にこの流れを経ることができず、どこかで中断、止まってしまうときは、何か承認されていないパーツがあることを意味します。

上記の9つの過程を僕なりに簡単に書くと、

ニーズの明確化 → 環境観察 → 行動 → 行動の評価 → 休憩

となるでしょうか。クライアントがどのように自分の求めるものを摂取しているのか、それを観察するためにも覚えておきたいプロセスです。

ゲシュタルトに興味がある方は以下の本がオススメです;
ゲシュタルト療法―その理論と実際
ゲシュタルト療法バーベイティム

posted by ヤス at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲシュタルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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