2012年06月19日

感情を明確にし柔軟性を増す

毎週、最低1時間はセラピー監督者とセラピーについて話をするセッションを持っているのですが、今日の学びは2人以上を同時に見るセッションの際は、感情を聞くことが大事と言われますが、これがなぜ大事なのかということでした。

というのも、あるカップルを監督者がセラピーしているときに頻繁に「感情的なもので、相手から何を求めているんですか?」という問いかけをしていたからです。

このカップルはよく「出来事」についてやり取りをして、それで怒りをエスカレートさせて、コミュニケーションがまともに取れなくなる、、、この繰り返しをしていました。

しかし、過去の出来事というのは終ったことで、それを現在に持ってきて発言をしたところで、そのことは変わらないし、さらには、その人の解釈が入っているから、あまり事柄を進展させるには有効ではありません。

カップルがもめているのは「相手が自分にばかり雑用を投げつける」からではなく、本当のもめる要素はその出来事から、軽んじられたと感じたり、自分の努力を見てもらえていないと感じることです。従って、カップル間において、お互いの感情的ウォンツとニーズを知ることが解決への手がかりとなります。

これがわかれば、それを相手に伝えるプロセスに入ります。

「私は●●を感じている。だから、あなたから××(特定の感情)がほしい。」

それに対して相手がその感情をどのように提供したいかを提案します。

このリクエストが「あなたに▲▲してほしい」と特定の行動を要求してしまうと、相手がそれをできないときに、そこで行き止ってしまいます。だから、感情の要素を定義することで、柔軟性が生まれ、より大きな可能性を作ることができます。

そしてもう一つ大事な要素がニーズとウォンツの違いニーズは、なくては生きていけないもの。ウォンツはほしいんだけど、なくても生きていけるもの。ニーズは柔軟性が少ないですが、ウォンツは柔軟性がある。ウォンツならば、いかに妥協できるかを考えるのも解決につながる糸口です。

これらの手法はゲシュタルト療法をベースにしております。ゲシュタルトに興味がある人は以下の本がオススメです。
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posted by ヤス at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | カップル・夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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