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2012年07月12日

アーヴィング・ジャニスの集団思考

イェール大学の実験心理学者で、カリフォルニア大学バークレー校の名誉退職教授のアーヴィング・ジャニス(Irving Janis, 1918年5月26日 - 1990年11月15日)が研究したものに「集団思考(Group Think)」があります。

これは、集団で合議を行う場合に不合理あるいは危険な意思決定が容認されること、あるいはそれにつながる意思決定パターンのことを言います。

たとえば大変仲のいい人たちで構成される集団があるとします。彼らは精神的に大人であり、譲り合いの精神も持ちあわせている。その集団が「ある重大な意思決定」をしなければならくなったと仮定します。彼らは団結力も強く、集団のとるべき決定を真剣に話し合います。

ところが、みんなで話し合った結果が必ずしも合理的で最善な策とはならないことがあります。この「みんなで話し合ったら間違ってしまう」現象のことを集団思考と言います。

歴史上の例としては、真珠湾攻撃直前、ハワイ駐留の米軍司令官キンメル(Husband Kimmel)は、本国から日本軍のハワイ攻撃の可能性を警告されていました。ところが幕僚らと対応を話し合うと「そんなことはないだろう」という結論になり、最後まで警戒を怠ってしまったのです。

集団の団結心は、自集団への批判を封印し、自集団の優越感、無敵感を作り上げていくと言えそうです。

ジャニスに関して興味がある方はこの本がオススメです>>リーダーが決断する時―危機管理と意思決定について


参照
http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E6%80%9D%E8%80%83
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E6%80%9D%E8%80%83
posted by ヤス at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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