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2014年11月11日

男性の声のトーンが女性の記憶に影響する

私たちの声というのは私たちが思っている以上に他人に大きな影響を与えています。

例えば、コリンズやフェインバーグといった学者が調べたところによると、女性は、男性の顔よりも声に男らしさを感じた時の方が、その男性に惹かれる傾向が強く、また、女性が男性に対して抱く、好き嫌いの個人個人の違いも顔よりも声の方が影響度が大きい事がわかったそうです。

またフェインバーグ教授が実施した別の実験によると、男性の声の高い低いは絶対的な数値ではなく、その人の普段の声のトーンと比べて高いのか低いのかが女性の記憶に影響しているんだそうです。

記憶がなぜ動物の脳に宿され、発達されたかについての仮説には種の存続を考えた時に、草原にて、何がどこにあるかを記憶することは大きなメリットとなる。つまり、食物がどこにあるとか、大きな動物から追われたらどうやって逃げようか、など。これには記憶が必要。だから記憶が発達したのではと仮説されています(カン2008年、クラインら2010年)。

「女の勘」とも言うように一般的に女性は男性よりも察する能力が高いと言われます。


そして多くの場合、男性はパートナー選びを女性の体の外見で決定するのとは異なり、女性はパートナー選びをその人と長期的な信頼関係を築けるかで決定します。だから男性が女性に一目ぼれをするよりも女性が男性に一目ぼれをすることは少ない。女性は長期的に見て、パートナーを判断する。その意味で女性にとって記憶は非常に大事な機能。

そして、信頼関係において大事なのがその人がウソをついていないかどうか。ウソをついたり動揺したりすると声のトーンは高くなるので、高いトーンの男性はパートナーには適さないと記憶から消される傾向にあるのかもしれません。

これらの仮説はさらに実験が必要なことですが、男性の声のトーンと女性の記憶力の関連性。非常におもしろいと思いました。




男女について興味がある人は以下の本がオススメです。
大丸1話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く
大丸1NHKスペシャル 女と男 DVD-BOX


参照
"A modulatory effect of male voice pitch on long-term memory in women" by David Feinberg et al.
posted by ヤス at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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