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2012年09月24日

短期的な不安症への治療として、日本のリフレーミング療法が有効


フレームワーク使いこなしブック



ブリティッシュコロンビア大学の石山教授の研究によると

不安症への治療として、森田療法をベースとした

リフレームの療法が、非常に効果があったと報告されています。


ここでは社会不安症は

人間の自然な反応であって、

社会的に繊細な点や、社交を求める健康的な反応だと

リフレームして、治療が進められました。


クライアントは不安をもっと肯定的に見ることができ、

不満が減り、対処する力も増したそうです。


不安症だけではなく、

他人との関わりを避ける傾向や神経的な症状においても

低下するという良い変化が見られたそうです。


森田療法は森田正馬医師によって1919年に開発された療法で、

もともとは神経質に対する治療法でした。

しかしその効果性からうつ病など他の多くの症状にも適用されてきています。


多くの神経質患者は

緊張や不安といったことをコントロールしようとして

さらに状況を悪化させています。

彼らの多くは完璧を求めるがために

自分が感じている不安を受け入れることができず、

負のスパイラルに入っていきます。


森田療法ではそういった勝手な期待や態度を改めていき、

不安を受け入れ、好ましい行動を取れるようにします。


根底の目的は、

ムードに左右されるライフスタイルではなく、

自立的に行動が取れるようになり、

よりアクティブに社会や人生の出来事に参加できるようになることです。


森田療法を学びたい方はこの本がオススメです。

森田療法 (講談社現代新書)



森田療法の大きな部分にリフレームがあります。

不安をダメだと捉えるのではなく、

社交性を大事にしている自然な反応と捉える。

これを石山教授は

「ポジティブ再解釈テクニック」と呼んでいます。


今回の実験の被験者は

カナダ西海岸の大学生に対して行われ

最初のアンケート段階では23人が回答し、

その中から15人が社会不安症があると判断され、

その中から5人がランダムに選ばれました。

5人は全員白人で、年齢は20〜34歳、平均28歳。

3人が女性、2人が男性。1人が既婚者。



彼らには週に一回およそ50分の森田療法が施され

これが3週間続きます。

セラピストは日本出身の男性セラピスト。

このセラピストは8年のカウンセリング経験と

4年間の森田療法経験があります。


3回のセッションの後、

クライアントは自分の不安症がどのように変化したかを

報告します。

5人ともが状況は改善していると回答しました。

また不安度を測るテスト(PAIS、TC、SAD、SAT、HSCL)においても

彼らの不安症の改善が見られました。



石山教授いわく、

今回の5人に対する実験ではこのような結果が出たが、

より統計的なデータであるとか、

長期的なアセスメント、

クライアントとセラピストのバリエーション

(今回は日本人セラピストと白人クライアントの1パターンのみ)、

他の療法との比較

などがあれば、もっと調査は発展する、

とのことでした。



大自然で育まれたブルーベリー


posted by ヤス at 04:15| Comment(0) | TrackBack(0) | セラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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