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2012年09月26日

エリクソニアン催眠の専門家の対談

催眠について研究をしているのですが、

エリクソニアン催眠療法家で有名な

チャールズ・シトレンバウム、マーク・キング、

ウィリアム・コヘンの3人が

対談をした記事より要点を書いておきます。


● エリクソニアン催眠のスキルや考え方の中で

他のセラピースタイルにもよく用いられているものとして

ペーシング、間接暗示、比喩&物語、

ユーティライゼーション、柔軟性、逆接
などがある。

これらは効果的にコミュニケーションを取るのに

非常に有効なスキルである。



● トランスとは、変化を起こすことが許容されるような

変性された意識の状態である。


しかし、私たちがぼーっと思考にふけっているときや

何かに没頭しているとき、

日常的に私たちはトランスを体験している。

トランスに入ることで左脳の批判的、論理的、分析的な

機能を一旦止めることができ、

右脳の力を引き出すことができる。



● 「催眠」という言葉は様々な解釈があり、

大きく2つに分けられる。

一つは催眠療法。

もう一つは、催眠的コミュニケーションプロセス。


催眠的コミュニケーションプロセスにおいては、

3人の催眠家全員が、日常的に使っていると言っている。

ペーシング、リーディング、

これを言語レベル、非言語レベルでしたり、

呼吸をクライアントと同ペースでしたり、

間接的なコミュニケーション、

物語や比喩を言うことは、これに当たる。



● 比喩がなぜ効果的かというと、

クライアントの意識の機能である

「反抗」を飛び越して

変化に必要な無意識の力へと働きかけることができるから。



● 伝統的な催眠とエリクソニアン催眠の違いは、

エリクソニアンはより許可的、現象重視である、ということ。

つまり、その場で起きていることを受け入れて

それを利用して変化につなげようというスタンス


伝統催眠はより直接的に変化を図る。



● グリンダーとバンドラーが

エリクソンの催眠スタイルを分析するまでは、

エリクソン自身も

自分がどのように催眠をしているのか

理解していなかった。


グリンダーとバンドラーが

"Patterns of the Hypnotic Techniques of Milton H. Erickson, M.D."

を1975年に出版してから

エリクソン自身も自分のパターンに気づいた。

グリンダーとバンドラーは

言語心理的な視点からエリクソンを分析した。



● エリクソンのアプローチは

非常に高度な柔軟性が要求される。

グリンダーとバンドラーは

「知覚的作動可能時間(sensory uptime)」

を説明するときに柔軟性の大事さを述べている。

つまり、自分がいつも無意識でしている

プログラム
から一歩出てみて、

何が起きているのかを理解し、

変化を加えて、またやってみる事を意味している。



● 催眠はおそらく最も洗練され

簡潔なコミュニケーションパターン
で、

全ての言葉、沈黙、声のトーンの変化が

コミュニケーションに影響する。


参照

"Ericksonian Hypnosis: A Dialogue with Charles Citrenbaum, Mark King, and William Cohen" by Lewis B. Morgan and Alice O'Neill


催眠に興味がある方はこちらの本がオススメです;
コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する (知恵の森文庫)
誰でもすぐできる 催眠術の教科書 (光文社新書)






posted by ヤス at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 催眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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