2014年12月15日

習慣がどのようにビジネスに役立つか

スタンフォード、ビジネススクールの講義で習慣がどのようにビジネスに役立つかというものがありました。習慣付けに関するものを売ることはビジネスにとって非常に有効だそうです。というのも、習慣的に人が使うものはそれだけ使われる頻度が高くなり、その分価格を高く設定することが出来るからだそうです。


習慣とは、私たちの認知しないところで起きる行動です。例えば爪を噛む人は、そのことを意識しないでも勝手に爪を噛んでしまう。悪い習慣だけじゃなくて、良い習慣、例えば、寝る前に歯を磨くということでもその時間が来たら自動的に体が動いている。

今日、ソフトウェア会社などはどうやったら人の習慣に組み込むことができるか、これを考えています。

良い例が、フェイスブック。インターネットにつないだら、あそこのサイトに行く、という習慣を持っている人は多いんじゃないでしょうか。


習慣形成には、自動性が必要です。自動性、つまり細かいことを考えずに自然にパターン化した動作をすること。自動性はすばやい決断や行動に必要なもので、これがないと学習や決断ができなくなります。

人の習慣機能に携わる脳の部分、基底核(basal ganglia)に関する実験でここに障害がある人は感情的な判断が上手にできなく、感じたままに浅はかな決断をしてしまう傾向があるそうです。

講義をしたニア・エヤルによると自動性を作るには2つの要因があるといいます。頻度(どれだけ頻繁にその行動が行われているか)と有用性(ユーザーの視点からその行動はどれだけ有益であるか)。これらの2つが高い商品やビジネスは自動性を作るのに良いポジションにあるそうです。

コムスコアによるとアメリカ人は2012年6月に171億回、ネット検索をしていてそのうちの114億回はグーグルからだそうです。



参照
http://stanfordbusiness.tumblr.com/post/31971742459/how-do-habits-help-your-business
posted by ヤス at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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