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2014年06月29日

ミシガン・フィッシュ課題

文化心理学で有名なアルバータ大学、増田貴彦教授の『ボスだけを見る欧米人 みんなの顔まで見る日本人』を読み、非常に質の高い本だと思ったのでちょくちょくその中の一部を紹介していこうと思います。


ミシガン・フィッシュ課題と呼ばれる実験(p.6)。水槽の中を泳ぐ三匹の魚の映像を参加者に見せたあとで、それがどんなものだったかをアメリカ人の学生と日本人の学生に答えさせる、というもの。実験結果は、日本人とアメリカ人のあいだに大きな違いが表れるものになりました。

日本人の答えは、「藻などが生えた池のようなところで」と、まず背景を述べたあとに、三匹の魚に言及するものが主流。ところが、アメリカ人の答えは、「三匹の魚がいて、一匹は大きかった」など、映像の中心部についての説明が多く、水草や水生動物などの周辺情報について触れることは少なかった、というもの。

文化が異なると同じものを見ても捉え方が異なることを示す良い例だと言えそうです。文化の違い、本当に面白いです。




その他、文化心理学に興味がある方は以下がオススメです。
文化心理学―発達・認知・活動への文化‐歴史的アプローチ
木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか
多文化世界 -- 違いを学び未来への道を探る 原書第3版
posted by ヤス at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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