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2014年12月22日

「見る」ことが力となる

人間には他人の視線を瞬時に察し、視線先にあるものを見つけることができます。この能力のことを「共同注意(Joint attention)」と言います。


共同注意は生まれてかなり早い段階で養われ、生後12〜18ヶ月の赤ちゃんで既に他人と自分が同じものを見ていることを察することができるそうです。

スタンフォード大学のハルバート・クラーク教授とモントクレア州立大のメレディス・クリチ教授はこの共同注意が、共同作業においてどれだけ重要かを調べました。

2人の教授は、複数の2人組にレゴである形を作るように指示します。2人組の1人は「指揮者」となり、説明書を読み指示を出します。もう1人(「作業者」としましょう)はその通りにレゴを動かします。

結果として出たのは、指揮者と作業者が言葉でのやりとりをするだけではなく、お互いを見て、また共にレゴを見ると、それだけエラーが少なく、短時間で完成するということがわかったそうです。


これと対照的に2人を仕切りで分けて視線を使えなくすると、生産性は顕著に落ちたそうです。

イチロー選手が以前、城島捕手のすばらしい点の一つにファインプレーをしたら、その人を見てグラブで合図してくれる、と言っていたのを思い出しました。

「見る」ことが私達に与える影響の大きさを示す実験でした。



参照
Sebanz, Natalie "It Takes Two to,,,"
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=it-takes-two-to
posted by ヤス at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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