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2012年12月22日

認知催眠療法を使って痛みコントロール


はじめての認知療法 (講談社現代新書)


ベイラー大学のギャリー・エルキンス(Gary Elkins)、

エイミー・ジョンソン(Aimee Johnson)、

ウィリアム・フィッシャー(William Fisher)の研究によると、

人が感じる痛みへの対処法として

認知催眠療法が非常に有効であることがわかったそうです。


2006年、アメリカの National Center for Health Statistics Report

(健康に関する統計レポート国立センター)によると

26%のアメリカの成人(7650万人)が、24時間以上続く何らかの痛みを訴えていて、

これにかかっている医療費は医療サービスの部分だけで

5600〜6350億ドルほどにもおよぶそうです。


この大規模な痛みに対して

認知催眠療法が有効であることを

具体的な痛みの種類と過去の事例を共に示しているのですが、

この記事の中で特に私が重要だと思ったのは

認知催眠療法についてまとめてある点です。



認知催眠療法では

患者の自動的な思考や信念について再点検が行われます。

それらは正当なのか、偏った見方ではないのか。

その上で現実的な代替案を考えます。


催眠状態は、

痛みの状態に対するネガティブな認知的感情反応を

再構成するために使われます。


認知行動療法だけでは

無意識の部分で行われる認知の再構成まで

達することができにくい。


催眠療法は無意識の情報処理に影響することで、

痛みを再解釈し、もともと痛みを認知するように

作用していた解釈システムから抜け出すように仕向けます。


これら両方のプラスの部分を取り入れることで

患者が既に持っている痛みを構築、認知する

解釈システムを再構成することができる、

だから認知催眠療法が有効なのだ、と考えられているそうです。


参照

Elkins G, Johnson A, Fisher W. "Cognitive hypnotherapy for pain management" 2012



現代催眠原論


posted by ヤス at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 催眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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