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2015年12月01日

外国語で考えるとより合理的な判断ができる

外国語で考えるとより合理的な判断ができることが最近の研究でわかりました。


私達が使う言語は、私達の決断に影響します。今回の研究ではお金に関する決断について問題が外国語で表示されている場合の方が、母国語での表示よりも、参加者はより合理的な判断をするという結果が出ました。シカゴ大学のボアズ・カイザー(Boaz Keysar)教授たちの実験です。

人は個人に関係のない決断(impersonal decision、例:特定の人口にワクチンを打つようにする等)が、潜在的なメリットに焦点をおいて表示されている場合の方が、潜在的なデメリットに焦点をおいて表示されている場合よりもよりリスクを避けたがるという現象があります。





この研究では英語ネイティブで日本語を学んでいる人、韓国語ネイティブで英語を学んでいる人、英語ネイティブでフランス語を学んでいる人らが集められ、彼らの母国語で質問されたときは回答に何らかの偏りが見られたのに対して彼らが学んでいる言葉で質問されたときはそれが見られなかったそうです。

またこの次の研究では、この他の認知的偏りについて調べました。実験者たちは、個人的な決断においてならば何かを失うことの方が、何かを得ることよりも大きな動機付けとなるので、個人的な決断で勝てると判断するのは非常に大きなリスク取りが要求されるので、個人的な判断についてはどうか、実験しました。

ここでも外国語効果は影響を見せ、韓国語ネイティブは、韓国語よりも英語で提示されている時の方が、英語ネイティブは、スペイン語で提示されている時の方が、より仮説的な賭けをしたそうです。

人が外国語を使うとき彼らの判断はよりバランスが取れていて分析的になります。これは、心理的な距離があるからだ、とカイザー教授は述べています。

認知的偏りは、感情的な反応に根ざしています。外国語で考えることはこれらの感情から私達を切り離してくれ、結果より合理的な判断をもたらしてくれるんだそうです。しかしながら、この実験では感情移入が私達の選択を助けているのか、邪魔しているのか、ということについては調べられていない、とカイザー教授は締めくくっています。




参照
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=reasoning-is-sharper-in-a-foreign-language
posted by ヤス at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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