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2014年07月10日

私達を理不尽にさせる12の偏った思考

私達を理不尽にさせる12の思考という事で、認知の偏見について書かれてある記事がありました。認知の偏見とは、私達の思考の限界や欠陥のことで、間違った記憶や、勝手な思い込みの形成に影響をします。

社会心理学者によると認知の偏見は、危険な状況にある時に私達を救うために機能するそうですが、危険でもないときに作用して、悪影響を及ぼすことはよくあります。12の認知の偏見、みていきましょう。


1.確認の偏見

私達は自分の求めるものを見たがる傾向があります。行動心理学者スキナーはこれを「認知のゆがみ」と呼びました。

無意識的に、自分が既に親しい意見だけを見てしまい、つまり、自分の都合のよいことを確認するためだけの情報収集で、知らないことや、不都合なことを無視してしまう偏見です。

行動心理学者B.F.スキナーに興味がある方は以下の本がオススメです。
科学と人間行動
自由と尊厳を超えて
スキナーの心理学―応用行動分析学(ABA)の誕生


2.グループ内偏見

確認の偏見と近いですが、同じグループ内にいる人と同じ意見を持つというもの。これは脳内のオキシトシンという物質と関係しています。

オキシトシンは「つながりたい分子」であり愛着がわくときなどに、出る神経物質です。オキシトシンはグループ内の人とつながろうと働きかけると同時にグループ外の人を除外しようと働きかけます。

従って、グループ内の人の能力や価値感を重視しすぎるあまり、グループ外のものを軽視してしまうという偏見につながります。

オキシトシンを摂取したい方は以下がオススメです。
オキシトシン・エクセレレーター 0.5オンス(海外直送品)
オキシトシン・アクセレレーター 1オンス (海外直送品)
オキシトシンスプレー1オンス(28ml) Oxytocin Accelerator 1 Oz Spray 海外直送品


3.ギャンブラーの誤信

過去の出来事を過剰に考慮してしまうこと。典型的な例がコイントス。もし5回連続で表が出たならば、私達の多くは次は裏だと思う傾向が強い。これは過去の5回が表だったから。しかし、確率でいうと6回目のトスも50/50。

さらにギャンブラーを中毒にさせる肯定的な期待をもたらす効果。これは、次こそは当りが出るに違いないと思ってしまうこと。新しい人と付き合ってこの恋は以前のものよりも良いものとなると思ってしまうこともそうです。



4.購買後の正当化

過去に必要の無いものを買ったけど、その後自分をあれは買って良かったんだと説得したことがあると思います。これを購買後の正当化と言います。

下手な決断をした後に私達の気持ちを悪くしないための防衛本能だといえます。これは「買い物のストックホルム症候群」とも言われるように悪い決断を好きになろうとする。

これは高い買い物であればあるほどそういう傾向が高まるそうです。社会心理学者によると、これは認知のゆがみを避けて一貫性を得るための欲求だそうです。

ストックホルム症候群に関連するオススメの本は以下です。
娘の結婚運は父親で決まる―家庭内ストックホルムシンドロームの自縛 (NHKブックス)
心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション


5.可能性の無視

自動車やモーターバイクを運転することは平気だけど飛行機に乗るのは怖いという人は少なくないでしょう。しかし確率で言うと自動車やモーターバイクでの事故死は飛行機での事故死よりかなり高いんです(前者が84分の1であるのに対し、後者は5000分の1)。

このことを社会心理学者キャス・サンスティーンが「可能性の無視」と名づけました。

私達がいかに脅威や危険を適切に把握する能力が無いかということ。可能性の無視によって私達はあまり危険じゃないことを恐れ危険すぎることを恐れなくしていることがあります。

キャス・サンスティーンに関するオススメの本はこちらです。
実践 行動経済学
インターネットは民主主義の敵か


6.観察的な選択の偏見

これは過去には気づかなかったことに急に気がつくこと。典型的な例は、新車を買ったら同じ車をいたるところで見つけてしまうこと。

これはあなたがその車を買った瞬間にその車の数が急に増えたわけではなく私達がその車を、見ている景色の中からより選択するようになった結果です。問題は多くの人がそのことに気づかずに実際にその数が増えたんだと考えてしまうことです。




7.現状維持の偏見

私達はよく変化を恐れます。だからできるだけ変化を少なくする決断をしようとします。支持する政党にしても、良く行くレストランにしてもこの偏見が働いていることが多いです。問題となるのはほかの選択肢が自分の選択したものよりも悪いと根拠もなしに思ってしまうことです。

これが働くからアメリカでは国民健康保険がないためにいろいろと問題が出ているにも関わらず、これまでしてこなかったから、という理由で未だに保険への策が打たれていません。

現状維持に関するオススメの本はこちらです。
「心のブレーキ」の外し方〜仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー〜
「空気」で人を動かす


8.ネガティブ偏見

傾向として人はネガティブなニュースに耳を傾けます。社会科学者いわく私達の選択的な焦点がネガティブなニュースをより重要で深刻だと捉えるんだそうです。また、悪いニュースの方が信憑性があるように感じるんだそうです。




9.パレード効果

無意識ではありますが、私達はよく人ごみと同じ方向へ動くのが好きです。社会的基準がこうだから、同じようにしておこう、というように。心理学者、ソロモン・アッシュの実験でもわかったようにこの効果は何かに収まっていたい、属していたいという欲求から来るようです。

この効果に関連するオススメの本はこちらです。
スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法
会議のリーダーが知っておくべき10の原則――ホールシステム・アプローチで組織が変わる
社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)


10.プロジェクション(投影)偏見

私達は自分の頭で自分や周りのことを考えるので他の人も自分と同じだと考えがちです。これによって思い込みの同意(false consensus bias)といって他の人は自分と同じように考えるだけでなく、自分の意見に同意するはずだと思ってしまうこと。

投影について興味がある方は以下がオススメです。
人生をどう生きますか?
自分から自由になれるゼロ思考
人物画への性格投影 (描画心理学双書)


11.「今」偏見

人間にとって将来のために今の行動を変えようというのは難しいことのようです。私達のほとんどが、将来の痛みがあるとわかっていても今の快感に走ってしまいます。

1998年の実験では来週の食事について74%の人がフルーツを選んだにもかかわらず、今日の食事については70%がチョコレートを選んだそうです。




12.アンカリング効果

限定された比較対象を用いることでこの効果が現れます。典型的な例は、スーパーなどでのディスカウント。私達は価格そのものを見るよりも差額を見る傾向があります。また価格で高い、中間、安いという選択肢があるとき中間を選ぶ傾向が最も強いこともアンカリング効果です。

アンカリングに興味がある方は以下がオススメです。
聞き手を熱狂させる!戦略的話術~オバマに学ぶNLPプレゼンテーション~
エニアグラム9性格+NLPアンカリングで、なりたい自分になる《DVD》 ()
ポケット図解 行動経済学の基本がわかる本
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学


認知に興味がある方は以下がオススメです。
こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳
自信をもてないあなたへ――自分でできる認知行動療法
はじめての認知療法 (講談社現代新書)


参照
http://io9.com/5974468/the-most-common-cognitive-biases-that-prevent-you-from-being-rational
posted by ヤス at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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