【心の理屈メルマガ】登録はこちらから!

2015年01月08日

フロー状態は一種の催眠状態である

スポーツ心理学において催眠がパフォーマンス発揮の向上につながると理論的、また実験的に説明した記事はたくさん出されてきました。それらの中でいわれていることはベストパフォーマンスはある心の状態、その強さとその質によってもたらされると書かれています。

そしてそういった心の状態は1992年にアーネスト・ヒルガード(Ernest Hilgard)が説いた「ネオディソシエーション理論(neodissociation theory)」や同じ年にエリカ・フロム(Erika Fromm)が説いた「変性状態理論(altered state theory)」と似ています。

これらの理論では特別な変性した状態は、通常の私達が起きている時の状態とは異なり、認知構造の再構築や、興奮、知覚、注意、認知、そして記憶において何らかの変化がある状態のことを言います。

こういった「ネオディソシエートした状態」「変性状態」のことをスポーツ心理学ではウネスタール(Unestahl)が「理想のパフォーマンス状態(ideal performance state)」と呼んだりチクセントミハイ(Csikszentmihalyi)が「フロー(flow)」と呼んだりコーン(Cohn)が「ピークパフォーマンス(Peak Performance)」と呼んだりしています。


こういった人たちの定義によるとフローを経験しているアスリートは催眠を経験していると言えます。

「理想のパフォーマンス状態」、「フロー」、「ピークパフォーマンス」等といった言葉で述べられている状態はヒルガードやフロムの言うディソシエート、つまり、自分から離れたような感覚があり、いつもとは異なる変性な状態を感じていて、そのほか、リラックスしながらも高いレベルでの自信を感じている、といった共通点があります。

体が勝手に動いて、自分の集中はプレーのみに向けられている。また、ベストプレーをしているアスリートの頭の中では的確なイメージング、緊張/興奮度コントロール、集中といった催眠にも欠かせない現象が起きているとレポートされています。


参照
Hypnotherapeutic Techniques: Second Edition
posted by ヤス at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 催眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック