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2013年01月31日

アスリートに催眠を。その8、自信とモチベーション

アスリートを悩ませる問題に対して催眠をどう使っていくのか。

ここまで

「その1、リラクゼーション」

「その2、イメージングとヴィジュアライゼーション」

「その3、ゴールセッティング」

「その4、スキル開発とテクニックの向上」

「その5、ベストな興奮状態の作成」

「その6、興奮マネジメント」

「その7、集中力」

と話してきました。


今回は「その8、自信とモチベーション」についてです。

自信とモチベーションをいかに維持していくか

これはアスリートに限らず

多くの人にとって大事なトピックです。


1995年のウェインバーグとグールド(Weinberg & Gould)

の調査によると

自信とモチベーションは、アスリートが問題とする事柄の中で

最も頻度が高く上げられた事柄だったそうです。



多くのアスリートが過去の自分の最高のパフォーマンスを

次のプレーで再現しようと試みます。


1990年代にアリード・バラバズ(Arreed Barabasz)は

オレゴン州ポートランドで行われた

フォーミュラ・アトランティック・

ナショナル・チャンピオンシップ・レースで

熟練したインディ・カー・ドライバー、

リン・セイント・ジェームズ(Lynn St. James)

と対決しました。


強力なプロフェッショナルチームを率いるリンに対して

バラバズは勝てる自信を持っていました。

なぜならこの数週間前に、

彼はそのコースで新記録を打ち立てたからです。

二人の対決はせめぎ合いとなりましたが、

バラバズが勝ちました。

それでもリンは、当時のチャンピオン、

ニゲル・マンセル(Nigel Mansell)を抜き、

2列目を確保しました。

バラバズの勝利は、彼の自信がもたらしたものだと言えます。


アスリートは負けが続くとそれによって

自信をなくし、それが悪影響するという

サイクルに陥ることがあります。



スランプもその例で、よく自信の喪失につながっています。

スランプに対して、ラッセル(Russell)は肯定的な自己暗示と

催眠誘導でのイメージングで

アスリートの自信と体の動きを

改善できると述べています(1980)。



1981年、ガードナーとオルネス

(Gardner and Olness)は

11歳のスケーターのケースについて書いています。

彼女は次の大会に向けて、過剰な緊張を感じていました。

催眠状態で彼女が8,9,10歳の時に戻ると

彼女は不快な出来事を思い出しました。

これがわかると催眠療法士は

また催眠に入ってもらい、これらのネガティブな思い出を

騎士の配達人(彼女にとって意味のあるシンボル)が

どこか遠くへ届けたことをイメージしました。


彼女の大会への緊張は解け、

その後のパフォーマンスは向上した
そうです。

自信強化のための催眠療法は

クライアントの自尊心と自信に働きかけ、

またクライアントの強みを強調することで

その効果を発揮していきます

(Hammond, 1990; Taylor et al., 1993)。

自信強化のための催眠療法の手段は

自信や自尊心をサポートする暗示を使う事で

アスリートの内的な会話を再構築していきます。


催眠研究者、ジョン・ワトキンス(John Watkins)の教え子、

Richard Morris(リチャード・モリス)は催眠を使って、

ニューヨーク・メッツの打者がスランプから

抜け出させるのに成功しました。


モリスは選手がたびたび内的な葛藤を感じ、

それによってプレーに弊害が出ている事を見つけました。

催眠療法を使って、モリスはこういった葛藤を処理し、

その結果、スランプからの脱却に成功しました。


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スポーツ心理学については以下がオススメです;
インナーテニス―こころで打つ!!

「アスリートに催眠を。その7、集中力」に戻る 「アスリートに催眠を。その9、プレーの振返りと改善」に進む→


参照
Hypnotherapeutic Techniques: Second Edition
スポーツと催眠 (1970年)
posted by ヤス at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 催眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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