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2015年01月04日

自発的催眠は現在の定義には含まれていない

アメリカ心理学会が定めた催眠の定義では日常的に起きている催眠が含まれていません

この定義では「クライアントが想像的な経験が支持されるという暗示を受ける」ということや「催眠を使っている時、クライアントは主観的な体験や知覚を変化させるための暗示に反応するように催眠療法家によって誘導されている」などといったことが強調されています。従って、催眠という現象は社会的な影響(自分以外の誰かとの関係性)で起きるものだと仮定されています。

日常的に経験される催眠を自発的催眠と言います。これはハーバードメディカルスクールのミュリン(Mullin)によって1958年に提唱された現象です。

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そしてその同僚だったジルとブレンマン(Gill, Brenman)が翌年の1959年に催眠に関する古典的な論文"催眠と関連する状態(Hypnosis and Related States)"という論文を出版します。

ジョセフィン・ヒルガード(Josephine Hilgard)が1979年に書いた本の中では「自発性催眠や、催眠が可能な人がいかに日常生活で催眠を体験しているか」ということに関して書かれていました。その後、デイヴィッド・スピーゲル(David Spiegel)たちによって「催眠のトランス状態とは日常生活の起きている状態の延長線上にある」ということが明かされました。

スピーゲルらいわく「催眠のトランス状態とは一度に一つの感覚に最大限集中するという集中状態だ」と定義されました。

2005年、スピーゲルが「人間の心/脳/体に関わる現象を理解するには複数レベルでの説明が必要である。なぜなら、人間は外部の出来事を心の面での理解と現象面での理解とで解釈する動物だからである」と述べていました。

次世代の催眠研究者は過去の時代の催眠学会における論議は整理され自発的催眠を新たな定義に含んだものを提唱する必要があるでしょう。


参照
"Wither Spontaneous Hypnosis: A Critical Issue for Practitioners and Researchers" by Arreed Barabasz
posted by ヤス at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 催眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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