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2013年06月05日

バスケ3ポイントシュートを催眠で向上させる

2002年イギリス(Sheffield Hallam University)のジョン・ペーツ、アンディ・カミングス、イアン・メイナード(John Pates, Andy Cummings, Ian Maynard)が催眠を使ってバスケットボール選手の3ポイントシュートの正確性を高めようという実験をしました。それと同時にフロー状態との関連性も調べました。

彼らは最初に催眠に関する講義を受け、その後は40分の催眠テープを毎日、7日間聞き続けました。

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催眠の構成は最初に15分の段階的筋弛緩法(PMR)、そして、エリクソニアン催眠の階段のストーリーで催眠を深め、最後に記憶回帰をしました。

エリクソニアン催眠にはこの本がオススメです;
ミルトン・エリクソンの催眠療法入門―解決志向アプローチ


結果はどうだったか?

5人の選手に参加してもらい催眠セッションを受けた後は、5人ともシュートの正確性が上がり、フロー状態を測る数値も上がったそうです。

フローについてはこの本がオススメです;
フロー体験入門―楽しみと創造の心理学


その他、この記事で大事だと思った点

● ピークパフォーマンスを脳波から定義する

アスリートの競技中脳波を調べたところライフル競技、アーチェリーのシュート、ゴルフのパター、重量挙げ、そして空手において脳波に共通する動きが見られたそうです。

それは、パフォーマンス中に左脳中心の状態から右脳中心能の状態になるということです。

このことからガルウェイ(Gallwey, 1974)とウネサール(Unesthal, 1986)はピークパフォーマンスを右脳が活性し、左脳が静まるという動きだと定義しました。

スポーツ心理にはガルウェイの代表作がオススメです;
インナーテニス―こころで打つ!!


● 変性状態

クロフォードとグルゼリア(Cwarford & Gruzelier)は1992年、人は催眠中、変性状態に入り、そこでは認知的、肉体的な活動が分析中心のモードから、全体的で印象的なモードへと移り変わることだと提唱しています。

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● 今回の実験が他の過去の実験と異なる点

トリガーコントロールを使っている点です。トリガーとは、言葉や音、イメージ、などによって人が催眠中に経験する反応を、催眠後にも複製するようにするためのもののことです。

ウネサール(Unesthal, 1983, 1986)はアスリートには2種類のトリガーがあり、1つはナチュラルトリガーと言い、アスリートが競技中、自然の動きの中でするトリガーのことで(バスケ選手がバスケットボールを触ることや、テニス選手がサーブの前にボールを弾ませること)、もうひとつは非ナチュラルトリガーで、音楽を聴くなど、競技ではしない何らかの行動を加えて、それをトリガーとすることです。


参照
"The effects of hypnosis on flow states and three-point shooting performance in basketball players"(論文PDF)

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誰でもすぐできる 催眠術の教科書 (光文社新書)
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posted by ヤス at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 催眠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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