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2013年09月03日

スポーツ心理学の親、コールマン・グリフィス

19世紀の終わり、そして20世紀の始まりにかけて心理学をスポーツに応用しようという動きが出始めましたが、コールマン・グリフィス(Coleman Griffith)がスポーツ心理学の親だと考えられています。彼は学生であった1918年の時点から心理学のスポーツ応用を考えていました。

そしてビジュアライゼーションと注意力がいかにバスケとフットボールのパフォーマンスに好影響するかを、論文としました。その数年後、彼は「心理学とアスリート」という授業をイリノイ大学で助教授として教え始めます。

1925年、イリノイ大学に史上最初のスポーツ心理学研究所を創立し、様々な実験を実施します。

例えば、運動と学習の関係性、厳しい運動をすることが、寿命や病気抵抗へどう影響するか、アスリートにとって催眠の効果とは、心理スキルをフットボール選手に教える方法とは、フィットネスの効果をどう計測するか、などなど。




しかし残念なことにその後の世界大恐慌と当時のフットボール部コーチ、ロバート・ザプク(Robert Zuppke)がグリフィスの研究がフットボールの役に立たないと噂をたてたことなどにより、研究所は1932年に閉鎖してしまいます。

1925年にグリフィスは、本人が最も大事だと考える記事を出版します。
「心理学と、アスリートの競争への関係性(Psychology and Its Relation to Athletic Competition)」

ここで彼は、心理学がなぜスポーツに重要かを書いています。
「心理学がスポーツに使われるほど、選手のスキルは向上し、パフォーマンスは改善され、スポーツマンシップはより浸透し、スポーツが国民の生活により浸透し、スポーツに期待されているより豊かな生活へと導けるだろう。これらの事実があるからこそ、心理学は、産業、商業、医療、教育、そして芸術へとこれまで適応されてきたように、スポーツ界にも適応されるべきなのである。

グリフィスはその他、2冊の教科書を作りました。
1926年「コーチングの心理学(Psychology of Coaching)」、1928年「心理学とスポーツ(Psychology of Athletics)」。

現在、アマゾンでは彼のこの本が手に入るようです。


1938年、シカゴ・カブスがグリフィスをコンサルタントとして雇いますが、あまり貢献できず1940年に契約を終えてしまいます。

スポーツ心理学に興味がある方は以下がオススメです。
スポーツ心理学入門 (心理学エレメンタルズ)
最新スポーツ心理学―その軌跡と展望

参照
http://psychcentral.com/blog/archives/2011/07/15/sport-psychology-and-its-history/
posted by ヤス at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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