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2013年09月28日

記憶の視点を変えることで感情度と行動を変える

映画監督はカメラの視点を変えることができます。あるキャラクターの視点で見たり、別の視点で見たり。視点を変えることで、違った情報を提供できたり、違った感情インパクトを与える事ができます

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同じように私たちの記憶も異なった視覚効果を与えています。記憶システムは映画監督と同じ役割をしていて、異なった視点によって、異なった情報や感情インパクトを作り出しています。このような仕組みは長い間知られていました。

フロイトは、外部からの視点で記憶を再起している時、その記憶は何らかの形で変化させられたものだと言いました。つまり、元の経験の中であなたは自分以外の視点を取ることはできないので、外部視点から見える記憶は、何らかの変更を伴うということです。

しかし記憶における視点についての研究は1983年のニグロとネイサー(Nigro & Neisser)がするまでは、未開のものでした。彼らは「あなた」の視点で記憶されている記憶をフィールド記憶と呼び、それ以外の視点で記憶しているものを観察者記憶と呼びました。

また彼らはフィールド記憶と観察者記憶の差を見つけました。古い記憶は観察者記憶で収められている傾向が強いということ。また、感情的な経験は観察者記憶で収められている傾向が強いということ。そして、観察者記憶は思い出す時に伴う感情度合が少ないということでした。

マクイサックとアイク(McIssac & Eich)の2004年の実験ではトラウマ経験でも、観察者記憶として収めているとフィールド記憶と比べて、感情インパクトは少ない、と述べられています。

また、自分がどう振る舞っているかに気を配っている時、観察者記憶をしている傾向が強いです。例えば、大事なプレゼンテーションをするとき、自分がどうふるまっているか、などに非常に焦点が当たる。

またこの記憶の違いは自分のセルフイメージと一致するかということにも影響されます(Libby & Eibach, 2002)。その時の自分のセルフイメージとその経験の行動が一致していれば、フィールド記憶で再起することが多く、そうでなければ、観察者記憶で思い出すことが多い。

しかしながら、映画監督のように私たちは記憶の視点を変えることができるんです(Rice & Rubin, 2009; Robinson & Swanson, 1993)。映画監督は視点を変えることによって異なる経験を作り出します。そして、異なる感情インパクトを与えます。あなたも記憶の映画監督として異なる経験や感情インパクトを変化させることができます。

一般的に、フィールド記憶の視点から、観察者記憶の視点へ動かすと感情度を下げると考えられています(Berntsen & Rubin, 2006; Robinson & Swanson, 1993)。しかし面白い事に、これとは反対に、視点を観察者からフィールドへ変えても感情度は上がらないそうです。

また視点の選択は、セルフイメージと一致しているかによっても影響されます。観察者で見ると、その時の自分と今の自分は異なるという感覚が強くなります。従って、その時とは異なる自分でありたいと思うなら、観察者で記憶するとその感覚を強められます。リビー(Libby)とその研究者たちはこれは行動を変化させたい時に有効だと考えています。

あなたが何かを思い出す時、その記憶はこれらのどちらかの方法で思い出されます。そして記憶は変更可能です。映画監督のように自分の求める方法で視点を変えてみることで、求めている感情インパクトや行動変化へとつなげていくことができそうです。

視点の変化をする心理テクニックを「リフレーミング」と言います。リフレーミングについて学びたければこのアニメを見れば深く学べます。


参照
http://www.psychologytoday.com/blog/mental-mishaps/201309/the-directors-cut-point-view-in-memory
posted by ヤス at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 感情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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