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2013年11月07日

疑似体験療法が恐怖神経を止め、緊張症に有効

疑似体験療法はPTSDや恐怖症を含む緊張症に有効だとされています。しかしながら、その生物学的なプロセスについてはあまり多くがまだ知られていません

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今回のネズミを使った新たな研究では疑似体験療法は、脳内で恐怖を作り出す扁桃体の抑制機能を再構築するということがわかりました。

タフツ大学の以前の研究によると「恐怖を感じるような状況では扁桃体の神経グループが活性化されるものの、疑似体験療法を経るとこの活動が弱まり、恐怖反応が低減する」と報告されています。

今回は実際にどのように疑似体験療法が恐怖神経を抑えるのか調べました。調べてわかったことは疑似体験療法は恐怖神経を黙らせるだけではなく抑制機能、ペリソマティック・シナプスの構造も再構築する、ということがわかりました。

ペリソマティック・シナプスは一つの神経グループに他の神経グループを停止させる働きがあります。疑似体験療法はペリソマティック・シナプスの数を増加させる。だから疑似体験療法は恐怖神経を停止することができるのです。

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実験の中心者、レオン・レイマーズ博士(Leon Reijmers)の見解では「興味深いことに、再構築するものの恐怖を引き起こす状況のことは記憶から消されておらず、恐怖反応がなくなったのではなく、大きく軽減されたのだ」と言います。

そして、恐怖を抑えたり、恐怖に関する記憶を蓄積する脳の構造は人間とネズミで非常に似ているので、ネズミの脳で言える事は、人間の脳でも言えると考えています。

今回の実験ではネズミを2つのグループにわけ、一つのグループのネズミは、恐怖を引き起こす状況を数回体験し、もう一つのグループのネズミはそれをしません。

両方のネズミの脳を調べると疑似体験療法をしたネズミの脳にはより多くのペリソマティック・シナプスができていて、面白いことに、それらは恐怖神経の周りにできていたそうです。

残念ながら疑似体験療法は人間に施す場合、療法の完結率は低いといわれていますが、それでも、完結した場合、生物学的な側面からも、その効果はかなり高いと考えられます。


参照
http://psychcentral.com/news/2013/11/04/exposure-therapy-turns-off-fear-neurons-to-treat-anxiety/61579.html
posted by ヤス at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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