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2013年11月07日

デミング14ポイントと7つの死活問題

2002年にイギリスのエイドリアン・ヒューズとデヴィッド・ナルサル(Adrian Hughes & David Halsall)がヨーロッパ版のデミング賞であるビジネス・エクセレント・モデル(BEM)が実際のところ、本当に会社を良くしているのかデミングの14ポイントを基にデータ分析をしました。

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日本のデミング賞に影響を受けて、アメリカがマルコム・ボールドリッジ国家品質賞を設定し、それに影響を受けて、ヨーロッパではビジネス・エクセレント・モデル(BEM)が設定されました。今回の実験ではBEMを導入した会社が本当にデミングが指摘する企業の14の病気を改善しているのか調査をしました。

研究者がデータを分析したところ、BEMで高い点数であろうが低い点数であろうが、実際にデミングの14ポイントで評価をすると会社の状況とはあまり関係なく、結論として、BEMは会社の状況を表すものとして役に立たないというものが出てきました。

研究者の考えでは、BEMは自己採点であり、またこれが高いと企業の名を売ったりマーケティング的な効果もあるため公平な点数指標ではないこと、また実際にBEMを導入している会社の多くの管理者がBEMをきちんと理解せずに使っていることなどを原因として挙げていました。

個人的に興味を持ったのでデミングの14ポイントを調べてみました(参照)。

1. 製品やサービスの改善に向けた目標に一貫性を持たせ、競争力の強化を図り、雇用を提供する。

2. 新たな哲学を採用する。私たちは新たな経済時代にいる。西洋のマネジメントは迫り来る挑戦に気づき責任を知り、変化のためのリーダーシップを取らねばならない。

3. 高い品質を出すための点検への依存を止める。最初から品質を製品の一部として組み込むことで大量に品質点検をする必要性を省く。

4. 売上を基にした表彰を避ける。その代わりにコストを下げようとせよ。供給者に対して短期的ではなく信頼性のある長期的な関係と築く。

5. 製品とサービスを常に改善せよ。品質と生産性を高めれば、コストを削減できることになる。

6. OJTの手法を導入する。

7. 職場のリーダーが監督する目的は人や機械がよりよい仕事をするためである。

8. 社員全員が会社のために効果的に作業できるよう不安を取り除く。

9. 部署間の壁を取り除く。全部門がチームとなって働く。そうすることで将来の問題が見えてくる。

10. ミスをゼロにしようと求めるような、スローガンや勧告は止めよう。そういった勧告は、敵対的な関係性を生むだけで低い品質で、低い生産性につながる。

11. 数値割り当てを規定する作業標準を排除する。

12. 社員が自分の仕事ぶりを誇る権利を奪うような仕組みは廃止する。特に数字だけによるマネジメントや評価は廃止する。

13. 強健な教育プログラムを実施する。

14. 社員全員がこういった変革を達成するように促す。変革とは全員の仕事である。


OJTの導入や、教育プログラムの充実など、非常に興味深いと感じました。

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また関連事項で「7つの死活問題」というのもあったので書いておきます。

1. 目的の不変性の欠如

2. 短期的利益の重視

3. 性能/利益率/年度ごとの成績による評価

4. 経営の流動性

5. 目に見える点だけで企業を運営すること

6. 医療費用が過大となること

7. 成功報酬目当てで訴訟を起こす弁護士が増えることで、保証のための費用が過大となること


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参照
"Comparison of the 14 deadly diseases and the business excellence model" 2002 Adrian Hughes & David N. Halsall
posted by ヤス at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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