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2014年12月31日

権力ポジションに不慣れな人は、復讐傾向強し

新たな研究で、権力のあるポジションに慣れていない人はそのポジションを得た時、復讐的になる傾向が強い事がわかりました。その反対に、慣れている人は悪い行動に対して許容度が高いと示されたそうです。


ケント大学のマリオ・ウェイク博士(Mario Weick)とアデレード大学のピーター・ストレラン博士(Peter Strelan)がこの権力と復讐の関係性について調べました。彼らの結論では「権力に慣れていない人は慣れている人に比べてそれを脅かす存在に対しておびえていて、復讐的になったり、攻撃的になる」と述べています。

研究者たちはイギリスとオーストラリアで行われた500人以上を含む4つの実験から今回の結論を見出しました。

4つの実験で参加者は、剽窃、無視、ゴシップ、酒によっての暴力行為などといった悪い行動に対してどういう風に反応するか答えました。

実験の構成要素として参加者が「過去に権力のある立場に立った事があるかどうか」「またその立場において、悪い行いをした人に対してどれだけ復讐を求めるか」「また自分に権力が無いと強く感じた経験があるかどうか」等を調べました。

全ての4つの実験で権力あるポジションに慣れていない人はそのポジションに慣れている人と比べて復讐を求める傾向が強い事がわかりました。また、権力ある立場に慣れていない人、自分に権力がないと強く感じた人たちは復讐心に差はありませんでした。

ウェイクは「権力とはそれ自体が良い悪いではなく、どう使うかが問題である。今回の実験結果では慣れない人が権力を持つとネガティブな効果をもたらし、慣れている人が持つと、ポジティブな効果をもたらすと出た」と言っています。

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また興味深い事にこれだけが復讐心への影響要素ではなく、体の姿勢も影響するとわかりました。

1つの実験では1グループはオープンな姿勢で立ち、もう1つのグループは床に足を組み座りました。別の実験では悪行に関しての記事を読みながら、1グループは握りこぶしを作り、もう1グループは手のひらを広げるという姿勢の違いを作りました。


これらの姿勢から、2つの姿勢、オープンな姿勢と握りこぶしの場合、参加者に何らかの力の感覚をもたらし、権力ポジションに慣れていない人の方が慣れている人と比べてより大きな復讐心を示したそうです。しかし、床に足を組んで座った場合、また手のひらを広げた場合は、復讐心の違いがなかったそうです。

ストレランは「今回の実験結果は社会階級がいかに作られ、維持されるかという事への関係性にも貢献できるかもしれない。復讐への恐怖が階級下部の人が権力を得る事を望まない理由になっているのかもしれない」と述べています。


参照
http://psychcentral.com/news/2013/11/19/those-new-to-power-may-tend-to-vengeance/62239.html
posted by ヤス at 13:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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