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2014年09月29日

プラシーボ効果を裏付ける実験群

先日の「思考の変化で視力アップ」の記事ですがこういった現象が起こることの理由として、プラシーボ効果が考えられます。最近のプラシーボ効果の研究ではいろいろな興味深いことがわかっています。

アントネラ・ポロ(Antonella Pollp)らの研究では大量のカフェインを摂取する前と後に何かを持ち上げてもらいます。実際、参加者が飲んだものにはカフェインは入っておらず、持ち上げる物もひそかに軽くしておきます。そうすることで参加者はこの飲み物が自分をパワフルにしてくれたと学ぶからです。

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そうした学びを築いた後に軽くする前のもともとの重さの物を例の飲み物を飲んだ後に持ち上げてもらいます。すると、参加者はより軽い疲労度を示していたのです。実験者の観察では、疲労を司る神経体が、疲れの信号を抑えた、と考えられています。

モリオン・ゴーベル(Morion Goebel)らの研究ではアレルギーを持つ患者に、独特の味のある飲み物を与えた後プラシーボ薬を処方しました。飲み物にも薬にもアレルギーに効くものは入っていません。その後、患者を検査するとアレルギー反応が弱まっていたのです。

ファブリジオ・ベネデッティ(Fabrizio Benedetti)らは、まず参加者の成長ホルモンを注射によって向上させました。その後、塩水を注入して、参加者の様子を観察しました。すると、成長ホルモンと同じような反応を示したのです。

またペトロヴィック(Petrovic)らは緊張緩和剤を使って、参加者が不快なイメージを見た時の感情反応を低下させました。その後、塩水を変わりに使ったところ、緊張を司る脳の部分の活性度が低下していることがわかりました。

こういった実験結果が示す所は、何かを期待することが、生理的な反応につながるということです。また人が何かを学習したと感じる時、同じ反応を再現することができるのです。こういった心理状態は脳の回路に影響していると最近の研究では述べられています。

こういった人の変化は生命維持の機能と関係しているのかもしれません。太古の昔、人の祖先が周りに獣を感じると、それによって獣がいるという証拠を持たない段階で、心臓の鼓動が早くなったり、筋肉が瞬時に動きるようになります。

「こういったことが可能なのであれば、現代社会において私たちはこの変化を意図的な変化へとつなげることができるはずだ」と研究者は考えています。

プラシーボに興味がある人は以下の本がオススメです。
プラシーボの治癒力―心がつくる体内万能薬
「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか
社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)


参照
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=your-thoughts-can-release-abilities-beyond-normal-limits&page=2
posted by ヤス at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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