2013年12月25日

頭の中にある時空間の関係を調べる


マインド・タイム 脳と意識の時間



私たちはよく時間を表すのに

空間に関する言葉を使います。

例えば、何かが「前進する」とか

「過去を振り返る」とか「先読みをしている」など。


研究によると人は一般的に

左方向に過去を考え、

右方向に未来を考える、と報告されています。


しかし、空間を描写する力は

必ずしも時間を表すのに必要なのでしょうか?


研究者、レラ・ボロディスキー(Lera Boroditsky)と彼女の同僚らは

右脳に卒中発作を経験した参加者を集めて

彼らの頭の中での時間描写を調べることで、

この質問について研究をしました。


研究でわかった大事な事の一つは、

脳卒中発作は

「左側にある出来事や物体を見つけたり、

位置を把握したり、動きを認識する力において深刻な障害」

つまり、空間的な認識に困難をもたらす、ということです。


参加者はデイヴィッドという架空のキャラクターが

食べたい物の絵を見せられます。

それぞれの絵は、それが彼が10年前に食べたかった物か

10年後に食べたいと思っている物か示してあります。



左脳の認識力がない参加者は

一般の参加者と比べて

過去に関する刺激を認識する力が低く、

過去に属する食べ物が過去に属していた事を

正確に思い出す事ができませんでした。


しかし、将来の食べ物については

それほど記憶度に落ちはありませんでした。


つまり、左脳の認知力が弱いと

過去の出来事の認識力が弱くなり、

過去はたいていの場合、心の中のタイムラインにおいて

左側に来るものです。


研究者らによると

「空間を正確に表現できないことは

時間を正確に表現することに影響し、

空間表現に障害があると

その人の記憶など時間の概念においても

障害がでる可能性を予測すると言える」

と述べています。


これ以外の左脳低認知力の研究と照らし合わせて考えると

今回のデータは、脳内の神経基質は

外的空間情報と時間情報の表現に

使われていることを示す、と結論付けられています。


参照

http://www.psychologicalscience.org/index.php/publications/observer/obsonline/exploring-the-space-time-continuumin-the-mind.html



単純な脳、複雑な「私」 (ブルーバックス)
ラベル: 時間 空間
posted by ヤス at 02:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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