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2015年04月21日

落ち着きではなく、わくわくが緊張を和らげる


逆説的に聞こえるかもしれませんが、新たな研究では、落ち着く事よりもわくわくすることが、何か大事な事をする前に起きる緊張、「パフォーマンス緊張」に対して効果的だという結果が出ました。




対象となる活動の例としては人前で話したり、何かの試験に望むことなどが挙ります。

ハーバード・ビジネススクールのアリソン・ブルックス博士(Alison Brooks)は「緊張は伝染的であり、人は落ち着こうとすることが緊張対処のベストな方法だと直感的に思いますがこれは難しく、非効果的な方法です。人が緊張して落ち着こうとするとき、人は悪い方向に行くことを考えがちです。しかし、わくわく状態だと人は良い方向に事が進むことを考える傾向が強いのです。」と言います。

ハーバード大学や地元の人たちを集めた実験では、緊張をもたらし得る活動においてわくわくを引き起こす文章を読むといったシンプルな対処法でもパフォーマンスを向上させるという結果が出ました。

今回の実験の一部では140人の参加者(63男、77女)が集められ、自分がなぜよい労働パートナーなのかを人前でプレゼンするという課題を与えられました。緊張度を増やすために実験者はビデオを設定し、それは後で委員会が評価を下すためだ、といいます。

そして、プレゼンの後、参加者は「私はわくわくしている」又は「私は落ち着いている」のどちらかの文章を声に出して言います。


「私はわくわくしている」と言うように命じられた人たちは「私は落ち着いている」と言うように命じられた人たちと比べてより長いプレゼンをし、より説得力があり、より落ち着いていて、よいプレゼンをしました。

「感情についてどのように話すかが実際にどのように感じるかに強く影響している」とブルックス博士は言います。

また同実験の別の部では188人の参加者(80男、108女)が数学のテストに挑みます。

テストに取りかかる前に彼らは「わくわくしなさい」又は「落ち着きなさい」という文章を読む、又は何も文章がない、という3グループを比較しました。

「わくわくしなさい」グループは他のグループよりも平均して8点高いスコアを獲得し、後のインタビューでも数学に自信があると答えました。




最後に、カラオケを使った実験では113人の参加者(54男、59女)が参加し、歌を歌う前に彼らは自分が緊張している、わくわくしている、落ち着いている、怒っている、悲しい気持ちがしている、といった文章を声に出して読むように指示されます。ここでも何も文章を読まないグループも比較します。そして、彼らのリズムなどが正しいか計測します。

そして彼らは緊張を計測するために心臓の鼓動を計測されます。

わくわくしていると言ったグループは80%の歌の正確性を示しました。落ち着いている、怒っている、悲しいと言ったグループは69%の正確性、緊張しているグループは53%の正確性でした。またわくわくしていると言ったグループは自分の歌唱力に関してよりわくわくしていて、自信を持っていると答えていました。

「緊張もわくわくもどちらも高い興奮度から来る感情なので、緊張を押さえつけようとするのではなくて、わくわくだと見た方が簡単だ」とブルックス博士は言います。

「人は緊張しているとき、人は頭の中で、起こり得る脅威を反芻し、そこに焦点を当てます。そういった時に、人は起こり得るチャンスに焦点を当てるべきです。ポジティブにいることは利益をもたらし、そのために自分はわくわくしていると口に出して言うべきなのです。例え、言うだけでそれを信じてなくてもわくわく感を増加させることができます。」と博士は述べています。




参照
http://psychcentral.com/news/2013/12/24/get-excited-excitement-not-calm-can-ease-performance-anxiety/63732.html
posted by ヤス at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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