2014年01月02日

単純なルールでも、印象によって勝手に誤判断してしまう


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私たちはよく脳をコンピュータに例えて考えますが、

本当の所、多くの場合、人の脳は単純な問題につまづきます。


ウィスコンシン大学マジソン校のゲリー・ルピアン教授(Gary Lupyan) らが

発表した新たな研究では

人の脳は単純な規則に基づいた計算に

足を取られる、ということがわかりました。


研究で述べられているのは

人の脳は、奇数と偶数を分けるといった

非常にシンプルなルールに基づく課題においても

その状況にある情報によってつまづいてしまう、ということ。



この課題の場合、

1桁の数字が偶数か奇数かで判断をすることができます。

これはほとんどの大人が知っている事実でしょう。

しかし、実験ではこういった事実を知っていても

798が奇数だと判断してしまうといったことが起きました。


学歴に関わらずごく一部の人は

400の方が798よりも優れた偶数だと考え、

798を奇数だと判断したのです。


ルピアン教授は、

「私たちのほとんどはこういったミスを不注意だと考えます。

しかし私たちの脳が単純なルールに基づいた問題を解くのに

向いていないため、こういった種類のミスはたびたび見られました」

と言います。


実験では数字、形、人などを

奇数、偶数や、三角形、四角形や、

祖父、祖母などといったように

分類する問題において、

参加者は状況によってはルールに基づかずに

判断を下すようなことがありました。

例えば、おばあちゃんとなった女性限定の

コンテストを想定し、

そこで誰もが同じ勝つ確率を持つとした場合、

参加者の一部は

68歳で孫を6人持つおばあちゃんと

39歳で孫を1人持ったばかりのおばあちゃんでは

68歳のおばあちゃんの方が

勝つ確率が高い、と判断しました。



頭ではルールを理解していても、

印象から来る情報に影響されてしまうようです。

三角形をイメージしてください、というと

たいていの人は正三角形や二等辺三角形をイメージします。


ルピアン教授は

こういったことを単なる知識や注意力の欠陥だと見るのではなく

そこで何が起きているのかに注目し、

人間が得意とする柔軟な思考や

クリエイティブな問題解決を

発達させて行く事が大事だ、と述べています。



参照

http://psychcentral.com/news/2013/12/23/simple-cognitions-can-be-tripped-up-by-context/63690.html



置かれた場所で咲きなさい


posted by ヤス at 02:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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