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2014年01月07日

フロイトの5段階、心理性的発達理論

心理性的発達理論とは何か?

心理分析家、ジークムント・フロイトによって提唱されたもので人格が幼少時代にいかに形成されるかを説いたもの。この理論は心理学では特に基本とされているものの最も議論をもたらす論理でもあります。

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フロイトは、人格は幼少時代のいくつかのステージの中で快感主義のエネルギー、イドが特定の性に敏感な分野に固着し、発達していくと考えました。この心理性的エネルギーはリビドーと呼ばれ、行動の背後にある力だと説かれています。

心理分析論では人格はだいたい5歳までに形成されると言います。人生の初期段階での経験は人格形成に大きな影響をし、その後の人生に影響し続けます。

これらの心理性的段階が満たされると健康な人格を持った人間になります。しかし、特定の事がある段階で満たされないと固着が起こります。固着とは過去の心理性的段階にとらわれることです。この固着がなくなるまで人はその段階に停められます。例えば、口唇期に固着がある人は他人に過度に依存し、喫煙や飲酒、食事といったことで口唇に刺激を求めたがります。

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口唇期

生まれてから最初の1年間、性的に敏感な部分は口です。この期間、赤ちゃんの主なやり取りは口を通して行われ哺乳反射や吸引反射は特に重要です。口は特に食べる事において重要で赤ちゃんは何かを食べたり、口に入れたりして口唇部の刺激に快感を感じます。赤ちゃんは親に完全に依存しているためこの口唇への刺激によって赤ちゃんは信頼や快適といった感覚を学びます。

この段階での主な葛藤は離乳です。親への依存を少しは軽減する必要があります。フロイトいわく「ここで固着が起こるとその人は依存や攻撃性といったことに問題を抱えるようになる」とのこと。口唇固着は飲酒、過食、喫煙、また爪を噛むといった問題につながります。


肛門愛期

1〜3歳の間、敏感になるのは胃腸や膀胱のコントロール。肛門愛期では、リビドーの焦点は膀胱や胃腸の動きをコントロールすることに向けられます。

この段階で大事なことはトイレ訓練です。子供は自分の体のニーズをコントロールすることを学びます。このコントロールができることで子供は達成感や自立を感じます。

フロイトは、この段階での成功かどうかは親がどのようにトイレ訓練に取り組むかにかかっていると言います。最適なタイミングで子供のトイレ訓練をほめる親はポジティブな結果を推奨し、子供が自分は有能なんだと感じることができます。

この段階でのポジティブな経験は人を有能で、生産的で、クリエイティブな大人にするのに役立ちます。しかし、この段階で子供を上手にサポートできなかった親もいます。その代わり処罰したり、バカにしたり、恥ずかしめを与えたり。こういった不適切な親の反応は、ネガティブな結果を引き起こします。

もし親のアプローチが許容的すぎると秩序がなく、浪費的で、破壊的な人格、肛門排出性人格が形成されます。また親がトイレ訓練に対して厳しすぎたり、訓練を始めるのが早すぎると非常に厳格で、秩序に執着した人格、肛門保持性人格が形成されます。


男根期

3〜6歳の間、性器に関心がいきます。この間、リビドーの注目は性器です。そして男と女の違いを子供は学びます。そして、男の子はお父さんをお母さんの愛情を奪うライバルだと見るようになります。エディプス・コンプレックスとはこのようにお母さんを所有したいと思い、お父さんと替わりたいと思うことを言います。

しかし、子供はそういった感情を抱いている事をお父さんから罰せられると思い、恐怖を感じます。この恐怖を、去勢不安と言います。

エディプス・コンプレックスの女の子版をエレクトラコンプレックス(親父複合)と言いますがフロイトはこの代わりに女の子はペニス羨望を抱くと考えています。

やがて子供は、同じ性別の親を、異性の親を間接的に所有するための手段だと考え始めます。しかしフロイトの考えでは、女の子にとってペニス羨望は解消されることがなく、全ての女性は多かれ少なかれこの段階に固着すると書いています。

カレン・ホーナイらをはじめとする心理学者はこれに反論し、これは不正確であり、女性を軽視すると主張しました。そして、ホーナイは、男性は赤ちゃんを産む事ができないからそれによって劣等感を感じると提唱しました。


潜在期

6歳から思春期にかけて性的感情が不活発に。潜在期ではリビドーの関心が抑制されます。これはエゴとスーパーエゴの発達によるものだと考えられます。この段階は子供が学校に行き始める時に始まり、より周りの友達との関係や、趣味、自分の興味などに注意が向きます。

潜在期は冒険する期間であり、性的エネルギーは知能向上や社交性などに向けられますこの段階は社会的なスキル、コミュニケーションスキル、自信といった発達に重要な役を担います。


性的段階

思春期から死ぬまで性的関心を成熟させる。心理性的発達理論の最後の段階では、個人は異性への強い性的関心を発達させます。この段階は思春期に始まり、死ぬまで続きます。これ以前の段階では注目は個人のニーズに置かれていましたが、他人の幸福への関心も増えていきます。

もし他の段階がうまくいっていれば、その人はバランスの取れた、暖かい、また思いやりのある人となります。この段階での目標は人生の様々な分野のバランスを上手に取ることです。

…というのがフロイトの5段階、心理性的発達理論です。

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よく言われることが、

・これは男性について主に話されている。

・科学的に証明することは難しい。リビドーといった概念は計測できない。またフロイトの理論に関する実験は、彼の説を反証するものが多い。

・将来予想は曖昧すぎる。子供の頃の経験が、現在の行動の原因となっているなど具体的には説明できない。結果と原因の間の時間が長過ぎて、それを証明できない。

・フロイトの論はケーススタディでできたもので実験結果でできたものではない。またこの論は、フロイトの成人患者とのセッションを振り返って書かれた物で、実際の観察ではない。また子供のケースは含まれていない。


といったことが議論の種となっています。

フロイトについて興味があるならこの本がオススメです
フロイト全集〈17〉1919‐1922年―不気味なもの、快原理の彼岸、集団心理学
Basic Freud(英語)


参照
http://psychology.about.com/od/theoriesofpersonality/ss/psychosexualdev.htm
posted by ヤス at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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