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2014年01月14日

期待があると視覚情報処理が速まる

人間の脳は非常に速く動きますが、視覚情報を処理する事は複雑な事です。視覚情報が意識に到達するには数百ミリ秒かかると言われています。

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新たな実験では、脳が先に起こる事を感じ取れば、予知できる可能性が高まるという事が報告されています。この実験は、これまで神経科学者たちが仮定していた、意識知覚のプロセスは固定されていて、その処理時間は不変だという物をくつがえすものとなりました。

目が情報をとらえると、そこから脳に到達するまでにいくつかの方法でその情報は分析されます。そうして初めて外部情報は意識で認知されます。この過程はおよそ300ミリ秒かかります。ドイツのマックス・プランク研究所の研究者たちは、この過程の時間は固定化されていなくて、可変であることを発見しました。この実験では参加者がもし何が次に起こるか期待している状態だと、この過程時間は短くなったのです。

実験では参加者にドットがランダムに並んだ背景のある絵を参加者に見せました。絵は次々と見せられ、それにつれてドットの配置も変わり、シンボルが見えてきます。シンボルが見えた時点で参加者はボタンを押します。シンボルがはっきりと見えたら、今度はまたドットが増えて行って、シンボルが見えにくくなっていきます。実験中、参加者には脳波図がつけられ、脳の様子を観察します。

最初の段階では、参加者はシンボルを認知するのに比較的長い時間がかかりました。そしてそこからドットが元通りになる、つまり増えて行きます。ここではドットがかなりの数になっても参加者はシンボルを認識することができました。

実験の中心者ルシア・メロニ博士(Lucia Melloni)は「過去に受けた情報を基にした期待は、参加者が意識的に情報を認知するのに役立ったようです」と言います。一度シンボルを認識すると、その後の認識度は高くなります。従って、過去の実験で出た結果、「動体に対する認識は、どちらに動くかという知識があれば、向上する」というものにマッチするものとなりました。

更に脳波図の結果は驚くべき物でした。脳波図による意識的知覚の時間は、参加者の期待によって、変化したのです。つまり、参加者が何を見るのかを期待しているときは、期待がない場合と比べて100ミリ秒速く認識できる事を示していたのです。

今回の実験では、認知の時間は不変だというものを否定する結果となりました。従って脳が次に起こる視覚情報を過去に作られた期待と比べながら何かを見るとき、情報処理は速くなる。これは過去の神経科学の実験を覆すものとなりました。

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参照
http://psychcentral.com/news/2011/02/04/prior-knowledge-speeds-brain-recognition/23190.html
posted by ヤス at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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