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2014年01月18日

マネをする事のメリット

インディアナ大学の新たな研究では革新的な事をする人よりも他人のマネをする人のいる環境の方がよりよいという結果が出ました。

当大学の認知科学者たちが仮想空間を作り、そこで社会的学習において、他人を観察したり、マネしたりして学ぶ事の強みを弱みを調べました。

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社会的学習は人類が発展する上で大きな役割を成してきました。また、伴侶選びや食事の獲得、外的からの逃避などに役立ってきました。

今回の実験者たちが見つけたのは、マネする事だけじゃなく、ネされることも有効だという事でした。実験の中心者、ロバート・ゴールドストーン博士(Robert Goldstone)は「最初は革新的な人に囲まれた方がいいと思っていましたが、研究をすると、実はマネをする人に囲まれた方がいいという結果が出ました」と言います。

もう一人の中心者、トーマス・ウィスダム博士(Thomas Wisdom)は「マネをする人はしばしば元々のものよりも良いものを作り上げ、それがまた他の人によって磨かれていきます。このようなダイナミクスは、良いアイデアがあるけどそれがなかなかまとまらない時に有効だ」と言います。

薬学やソフトウェア開発や芸術といった、未知のポテンシャルがある分野で働いている人にとっては、このようにマネをする人がいる環境で働くのがいいと思われます」と述べています。

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ゴールドストーンはこのような相互的な模倣を、サンショクツバメの社会行動の中に見ています。サンショクツバメは、自分たちが食べる虫が見つかると、特定の鳴き声で周りのサンショクツバメに知らせます。なぜそんな事をするのかはこれまで不明確でしたが、今回の実験である事がわかりました。

他のサンショクツバメがその場に来たら、彼らはその周りを更に探索し、より多くの虫を見つけようとします。数が多いほど、より虫を追跡できるのです。

「これは仕事でも同じような事が言えると思います。例えば研究において、もしあなたが他の人も同じエリアに連れて来る事ができたら、あなたの研究の範囲は広がります。一人では見つけられなかった物を見つける事ができるでしょう。」

ゴールストーンはこういった現象をビジネスやテクノロジーの分野でもよく見る、と話しています。

「例えば、薬業界。同じような物がちょっと形を変えて売られています。ソフトウェア業界もそうです。彼らは何千時間もかけて作ったものが誰かにバージョンアップさせられる事を望んでいる時もあります。」

「こういった改善方法は音楽のリミックスや、科学書の公開版、クリエイティブ・コモンズのライセンス等に見られます」とウィスダム。

今回、マネする人と革新的な人の問題解決を比べるために実験者はコンピューターゲーム「創造リーグ」というものを作りました。

このゲームは何かを見つけるというゲームで、「共同サーチスペース」を用意し、ここでは一人では解決できないほど大きく複雑な問題が用意されています。ゲームには24又は48のアイコンが用意されていて、参加者は1つを選び、6つほどのアイコンのあるチームに入ります。そして、自分のチームにはないアイコンを10秒間に見つけていきます。これを24ラウンドします。

参加者はスコアがどう付けられているかは知りませんが、それぞれのアイコンが異なるポイントを持ち、チーム内のアイコンのコンビネーションによっても得点が異なります。非常に複雑なゲーム構造だと言えます。

参加者は最初の段階では知らされていないギャラリーからアイコンを選ぶのか、それとも周りの人のをコピーしたアイコンを選ぶのか、問われます。

ゲーム中、面白い事が起きました。自分と似た作戦をマネした人と比べて、異なる組み合わせを選んだ人はそれほど上手にプレーしなかったのです。そして、長くプレーするほど、参加者は他人のマネをしなくなりました。そして、参加者が多いほど、得点は上がりました。作戦の多様性は減少し、スコアは向上していきました。

人は人気のある選択肢をマネする傾向があり、特にダイナミックで上向きな物をマネする傾向があります。これは過去の実験、130年間のアメリカの赤ちゃんの名前からも言えることです。親は名前に、「動きのある」物を好んだようです。130年間の最初の方では、人気のあった名前は翌年、人気が下がり、次また上がるという動きを見せましたが、最近では人気のある物は人気が上がり続け、反対も同じ、という動きだそうです。

マネをすることは問題解決だけではなく、文化記憶の構築にも有効です。マネは過去の良い方法を維持してくれます。革新も良いですが、マネにもこういったメリットがあります。

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参照

http://psychcentral.com/news/2014/01/16/how-social-learning-bests-innovation/64592.html
posted by ヤス at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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