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2014年02月11日

夢の解釈について



私たちの多くが寝ている時に見るに関心を持っています。夢が一体、何を意味するのか。一般的な理論を見ていきましょう。

これまで心理学会では私たちがなぜ夢を見るのかについて調べた研究がたくさんありますが、その目的をはっきりと定義できる論はまだ無く、夢の解釈というのもまだ定義されていない分野です。

心理学者、G・ウィリアム・ドムホフ(G. William Domhoff)は夢に目的などない、と主張します。

しかしながら夢の分析は今でも非常に人気がある分野です。科学的研究では定義されていませんが、多くの心理学者が夢の目的について述べています。


ドムホフ

”「意味」とは他の変数と比例するであるとか、体系的に関連付けられる事で生まれるものです。その意味では夢には意味があるのでしょう。更に、夢には私たちの心の中の事柄を開示してくれるものです。もしある一人の人から75〜100の夢について話してもらえれば、だいたいこの人の心理的特徴を掴む事が出来ますもし数年間に渡って1000の夢についてデータをもらえたら、その人の指紋と同じくらい個人化された夢分析による性格診断ができるでしょう。”


フロイト論:夢は無意識について教えてくれている。

自著『夢と夢解釈』において、ジークムント・フロイトは夢の内容は、願望実現に関連すると述べています。夢の内容であるとか、そこに現れるイメージや出来事は潜在的な内容、つまり無意識的な願望を表すと彼は考えました。

そして「夢の働き」として4つのものを挙げました。

● 濃縮化ー多くのアイデアやコンセプトが一つの夢に集中して現れます。情報が一つのイメージや思考に濃縮されているのです。

● 置換ー夢において、重要な部分と非重要な部分を置換させる事によって、無意識にある感情を分かりづらくさせる事です。

● 象徴化ー夢に潜在する内容を象徴化して、抑制されたアイデアを検閲する事です。

● 修正ーここが夢の働きにおいて最後の段階であり、ここで夢の中で不思議だと思っていた事が再構成され、夢がより理解できるものになります。


ユング論:元型と集合的無意識

カール・ユングの論はフロイト論と似ているものの、ユングは夢とは単に抑制された願望を表現するだけのものではないと考えました。

ユングは夢は個人的また集合的な無意識を表現し、それと共に心の未発達の部分を補ってくれるものだと考えました。しかしこのユングの考えとは裏腹に、ホールの研究では夢の中で表現される性格的特徴は、起きている間のものと同じであるという事が分かっています。

ユングはアニマ、アニムスやシャドウといった元型も、夢ではシンボルとなって現れると考えました。こういったシンボルは意識によって抑制された態度を表現している。こういったシンボルが具体的な無意識の思考を表現すると考えたフロイトと異なり、ユングは夢は非常に個人的であり、こういった夢を理解できたらその人についてかなり理解できると考えました。


ホール論:認知プロセスとしての夢

カルビン・ホール(Calvin S. Hall)は夢とは私たちの生活要素の概念を表す認知プロセスの一部であると提唱しました。ホールは何千もの人の夢を分析し、パターンを見つけ、夢の内容を分類できるような量的なコーディングシステムを作りました。

ホール論によると、夢の解釈には以下の事が必要です。

● 夢を見ている人の行動
● 夢の中に物体があること
● 夢を見ている人と他の登場人物のやり取りがあること
● 夢の状況、変化、目的

この形式の夢解釈は夢を理解する事ではなく、夢を見ている人を理解するためのものです。


ドムホフ論:起きている間の生活を反映するのが夢

ドムホフはマイアミ大学でホールと共に夢について研究しました。夢の内容について大規模に調べた研究で、ドムホフは夢とは起きている間の生活でその人が持つ思考や懸念を反映するものだと述べています。

ドムホフは、夢を見る過程は、神経学的過程とシステムによってもたらされる神経認知モデルだと考えました。従って夢の内容はこういった認知的な過程からもたらされると考えたのです。


夢解釈の人気

1970年頃から夢の解釈は、アン・ファラデーの本などによって大きな人気を集めました。彼女の本『トリームパワー (1973年)』では、誰もが自分の夢を理解できるようなテクニックやアイデアを紹介しました。今ではたくさんの夢分析やシンボルの解釈についての本が売られています。

夢に関する研究は今後も増えて行くでしょう。しかし、ダムホフは「自分の夢が楽しくなかったり、興味深くなかったり、芸術的に刺激がなかったのであれば、夢は忘れてしまうとよい」と述べています。

その他の心理学者、カートライト(Cartwright)やカズニアク(Kaszniak)は、夢の解釈は夢そのものよりも、それを解釈しようとする人について明らかにしてくれる、と述べています。

「夢とは夢を見る人に何の特別な才能や訓練、能力も要しない芸術品である。夢とは多くの人が参加できる企画である」ークラーク・ホール


参照

http://psychology.about.com/od/statesofconsciousness/p/dream-interpret.htm

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posted by ヤス at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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