2014年03月12日

2−4.世界一のモデラーは日本人

世界で最も優れたモデラーは日本人である。日本の奇跡的な高度成長の裏には何があったか?輝かしい革命か?そういう部分もあっただろう。

しかしながら、過去30〜40年間の産業史を見ると、世界で創出された数少ない新製品、新技術のうち、多くが日本から来ていることがわかるだろう。日本人はアメリカのアイデアや製品を見て、それらを繊細にモデリングし、優れた部分を維持し、そして残りの部分を改良したのだ。

多くの人が世界で最も金持ちなのはアドナン・カショギだと思っている。彼はどのようにしてそうなったのか?単純である。彼は経済的に名声のある人たち、ロックフェラーやモルガン家などをモデリングしたのだ。

彼はそういった人たちについて全ての本を読み、信念を研究し、彼らの戦略をモデリングした。

なぜW.ミッチェルは人間の限界まで打ち砕かれたにもかかわらず、生き残るだけではなく、繁栄することができたのか?

彼が入院中、彼の友人が大きな障害を乗り越える人の話を彼に読んで聞かせていたのだ。彼は可能性への強い信念を築き、そのポジティブな信念は彼のネガティブな経験に勝るものだった。

成功する人とそうでない人を分けるのは、彼らが何を持っているかという問題ではない。それよりも彼らが持っている資質と人生経験で何を見ようとするか、どう行動しようとするかである。

同じようなモデリングの過程によって、私は自分自身と他人においても即効の結果を生むことができ始めた。その後も私は短時間でずば抜けた結果を出すための考えと行動のパターンを探し続けた。

これらの総称を「最高の結果を出す技術」とした。この戦略がここでのメインメッセージとなる。

しかし言っておきたい。私のあなたに対するゴールは、紹介するパターンをあなたがマスターするというだけではない。あなたがしなければいけない事はあなた独自のパターンを開発し、独自の戦略を開発する事である。

グリンダーは私に教えてくれた。「何もかも信じすぎるな。どんなことでも必ずそれがうまくいかない場所がある。NLPは単なるツールである」と。

あなたはそれによってアプローチや戦略を改善したり、また評価システムを改善したりする事ができる。全ての状況で有効な戦略などは無い。

モデリングは何も新しいものではない。全ての偉大な発明家は新しい案を生み出すのに他人の発見を利用する。全ての子供は自分の周りの世界をモデリングしている。

しかし問題は、多くの人が無計画に何も気づかずにモデリングをしているということ。ランダムな人から、ランダムな部分を抜き出し、最も重要な部分を逃してしまっている事も多々ある。

一方で良いものをモデリングし、他方で悪いものをモデリングする。私たちは尊敬する人をモデルしようとするが、私たちはその人が具体的にどのように物事をしているのかについてはあまりわかっていない。


「チャンスのために準備をすることは、“運”と呼ばれる子孫を産むことだ」

ーアンソニー・ ロビンズ



これを読んで、より正確性のある意識的なモデリングをしようと思ってほしい。あなたが人生で常にしている事に気づき、改良するチャンスだ思ってほしい。

あなたの周りには驚くべき資質と戦略がある。私があなたにしてほしいのは、モデラーのように考え、常にずば抜けた結果を出す行動のパターンと種類に気づくことである。

もし誰かがずば抜けた結果を出したら、あなたの心に瞬時に現れるべき質問は「この人はいかにしてこの結果を出したのか?」である。あなたが卓越した結果、奇跡を求め続け、そしてそれがいかにして生み出されたのかを見つけて欲しい。そうすればあなたは同じ結果を出すことができる。

次に私たちが学ぶ事は「変わりゆく人生の中で、何が私たちの反応を決めるのか」である。


「2−3.卓越した結果をモデリング」に戻る 「3−1.状態の力」に進む→


参照

Unlimited Power: The New Science Of Personal Achievement

posted by ヤス at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | NLP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック