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2014年03月12日

4−2.信念が潜在能力発揮を決める

信念は私たちがゴールに向かっていく際のコンパスであり、地図である。そして、私たちが確実に着くことを示してくれるものである。信念またはそれにアクセスする能力がなければ、人間はとても無気力になる。

それは舵やモーターのないモーターボートのようである。強い舵となる信念があれば、行動を起こし、世界を自分の望む場所に変える能力を持つ事ができる。信念はあなたが欲しいものをクリアにし、あなたがそれを得るよう元 気づけてくれるのである。

実際、信念以上に人間の行動において力強く方向付ける力はない。本質的には人間の歴史とは人間行動の歴史である。

歴史を変えた人、キリスト、モハンマド、コペルニクス、コロンブス、エジソン、アインシュタインらは私たちの信念を変えた人たちである。私たちの行動を変えるには、信念から始める必要がある。卓越した結果をモデリングしたければ、それを作る人の信念をモデリングしないといけない。

人間行動について学ぶほど、人生において信念の持つ驚異的な力を知る。多くの意味において、その驚異的な力は私たち多くが持つ論理モデルを拒否するものである。しかし、生理学的レベルから見ても、信念(一貫した解釈)は現実を支配するものであることは明らかである。

精神分裂症について近年、注目すべき研究がなされた。分裂性格を持つ女性のケースである。普段、彼女の血糖値は正常である。しかし、彼女が糖尿病だと信じる時、彼女の体内機能は変わり、糖尿病患者の血糖値となる。彼女の信念が現実となっていたのだ。

同じように、催眠にかかっている人に氷を触れさせると、熱い鉄だと認識するような研究結果は多々ある。そしてしばしば水ぶくれができる。重要なのは現実ではなく信念なのだ

信念とは神経システムと直接、疑われることも無く行われるコミュニケーショ ンである。そして脳は単純に言われたことをするだけである。

私たちの多くがプラシーボ効果を知っている。薬に効果があると信じ服用すると、効果的な物質がないときでも作用する。自身の病気を治すのに、信念の力を知ったノーマン・カズンズは「人が回復するために、薬は常に必要な訳ではない。回復を信じる信念は常に必要だ」と結論した。

有名なプラシーボの研究の一つは、出血している潰瘍患者のグループを扱ったものだ。2グルー プに分かれ、最初のグループはある薬を渡され、それが新しい薬で効果抜群だと言われ、それを服用する。もう一つのグループは、実験的な薬を与えると言われ、効果についてもあまり説明はない。

最初のグループの70%は潰瘍が治まり、後のグループは25%のみ治った。両ケースとも、実のところ患者が得た薬には医学的なものが何も含まれていなかった。唯一の違いは彼らの持った信念の違いである。

更にすごいのは、この薬はよく効くと言って薬を渡された人たちの多くが、予測される悪い副作用を全く経験していなかった、という事だ。

アンドリュー・ウェイル博士の研究によると、薬を服用する人の効果は、その期待とぴったり比例するそうだ。彼は人にアンフェタミン(覚せい剤)を与え、落ち着かせることもできるし、バルビツール酸塩(睡眠剤)を与え、興奮させることもできると知った。「薬の力は、薬にあるのではなく服用者の心の中にある」とウェイルは結論付けた。

これら全ての例で、結果に最も影響力し、一貫しているものは信念である。信念とは脳と神経システムに送られる一貫性のあるメッセージである。

この力について、その過程の中で難解なマジックなど全くない。信念とは状態以外の何ものでもなく、状態とは行動を支配する解釈のことである。それは可能性を開花させる信念(何かで成功するんだ、何かを達成するんだといった信念)になる事もあれば、反対(成功できない、もう限界、ダメだという信念)にもなり得る。

もし失敗を信じれば、そのメッセージはあなたをそこへと導く。重要なのは、あなたができると言おうが、できないと言おうがあなたは正しいのだ。両方の信念も同じくらい強い力を持っている。では、どのような信念を持つのがよいのか?そしてそれをどのようにすれば、強くする事ができるのだろうか?

卓越した結果を生み出す第一歩は、信念は選択可能なんだと気付く事から始まる。たいていそうは考えないだろうが、信念とは意識レベルで選ぶことができるものだ。

あなたはあなたを制限する信念を選ぶこともできるし、あなたを支持する信念も選ぶことができる。次に大事になってくるのは、あなたが望む結果や成功へ導く信念を選び、反対に作用するものを排除することだ。

人々が信念について最大に勘違いしているのは、信念は固定的で、理論的なもので、行動や結果とは関係のないものだと思っている事だ。しかし実際、信念と関係の無いものは無いし、固定的なものでもないので、信念こそが卓越した結果への扉だと言える。

自分の持つ潜在能力から、どれだけ使えるのかを決めるのも私たちの信念である

信念はアイデアの流れを作る事も出来るし、閉ざす事も出来る。次の状況を想像してほしい。誰かがあなたに「塩を取って」と言った。あなたはそこに来たばかりで「どこにあるかわからない」。数分探した後「塩なんて見つからないよ」と言う。その人はあなたの方へ歩いてきて、あなたの目の前の棚から塩を取り出す。「ここにあるだろ。目の前に。もしこれが蛇なら、今頃かまれてるぞ」。

あなたが「塩が見つからない」と言うとき、あなたは自分の脳に塩を見ないように命令している。心理学では、これをスコトーマという。全ての経験(言う、見る、聞く、感じる、におう、味わうなど)は脳に記憶される。

もしあなたが一貫性を持って「記憶できない」と信じると、あなたはそれ相応の結果を得るだろう。一貫性を持って「記憶できる」と信じても、あなたは神経システムにそういった命令を出すことができる。神経システムは潜在的に求める答えを出す脳の部分への道を開くのである。




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参照

Unlimited Power: The New Science Of Personal Achievement



posted by ヤス at 06:26| Comment(0) | TrackBack(0) | NLP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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