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2014年08月14日

楽観主義の方が悲観主義よりも良いのか?

一般的に楽観主義と悲観主義では、楽観主義の方が良いと言われますが、実際の所、そうなのでしょうか?

アビゲイル・ハズレット(Abigail Hazlett)らは楽観主義者と悲観主義者を比較し、彼らがなぜそのように考えるのかを見つけ出しました。楽観主義者は、昇格に集中する傾向があるそうです。つまり、楽観主義者は自らがいかにして先に進めるか、成長できるかを考えるのが好きである。その反対に、悲観主義者は安定や安全に集中する傾向があるそうです。

またハズレットらは他の実験で、参加者につづりの正しい並び替え問題をしてもらいました。問題を解く間、参加者の半分には楽観的に考えるように指示し、別の半分には悲観的に考えるように指示します。

また、参加者の普段の思考パターンが楽観的か悲観的かも調査しました。つまり、参加者の何人かは自分の普段の思考パターンをするよう指示され、他の人は普段使わない思考パターンを使うように指示されるという形にしました。

結果を分析すると、普段、悲観的に考える悲観主義者は、悲観的に考えるように指示された場合、そうでない場合と比べて、より良いスコアを出しました。同様に、普段、楽観主義な参加者は楽観的に考えるように指示された場合、より良いスコアを出しました。

これを更に分析すると、つづり並び替え問題を解くにあたって、参加者がどれだけ集中力を維持して取り組むかが、スコアに影響していると分かりました。つまり、楽観主義者が楽観的に考えると、集中力維持が高くなり、悲観主義者が悲観的に考えると集中力維持が高くなる。

この研究では、楽観主義、悲観主義、どちらも大事な考え方なのだ、と結論しています。楽観主義は、人に大きな夢を見させ、それに向かって前進させるエネルギーを与えてくれます。ポジティブなフィードバックをより良く対処できたり、また良いフィードバックの源となるのが楽観主義だったりします。

そして、悲観主義は人が経験する自然な緊張を下げて、パフォーマンスの向上に役立ったりします。また、ネガティブなフィードバックに対してはより良く対応できます。悲観主義者は、自らのどこら悪くて、治さなければならないか、聴きたがります。

楽観主義も悲観主義も、複雑で予想する事の出来ない人生の出来事に対して、より良く対処させてくれる有効な思考の傾向だと言えそうです。

楽観主義、悲観主義に関するオススメ本はこちら;
オプティミストはなぜ成功するか
マイナス思考と上手につきあう 認知療法トレーニング・ブック──心の柔軟体操でつらい気持ちと折り合う力をつける
リチャード・カールソンの楽天主義セラピー
ネガティブを愛する生き方 光と闇の法則


参照
http://guilfordjournals.com/doi/abs/10.1521/soco.2011.29.1.74
posted by ヤス at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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