2014年08月20日

PTSDは恐怖やストレスが原因する緊張障害

PTSD(Post-traumatic stress disorder 、心的外傷後ストレス障害)は、過度の恐怖やストレスのかかる出来事が原因となって起きる緊張障害です。

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PTSDの原因と成り得る出来事としては;

大きな交通事故
性的暴行、強盗等といった暴力行為
長期的な性的虐待、暴力、過度の無視
暴力的な殺人の目撃
戦争、軍地闘争
人質にされる
テロ
洪水、地震、津波といった自然災害


などが挙がります。

PTSDはこういった出来事を経験したすぐ後に発症する事もあるし、数週間、数ヶ月、または数年後に発症するケースもあります。PTSDはトラウマ的な出来事を経験した3人に1人がかかると言われていますが、どういった人がかかりやすく、どういった人がかかりにくいのかは未だに分かっていません。

PTSDを患う人は、夢や回想中(フラッシュバック)にトラウマ的な出来事をよく再体験します。また、疎外感、イライラ、罪悪感といった感情を経験する事もあります。

その他、不眠症等の睡眠障害集中するのが難しかったりします。こういった症状が激しく、常時起き、日々の生活に支障を来すようであれば、PTSDだと言えます。

医者や専門家に相談するのは、トラウマ的な出来事の4週間後においてもまだ症状が継続している場合や、症状があまりにも大きな支障を来す場合が適切だとされています。

現在の所、PTSDに有効な治療法として以下のものが挙げられています。
注意深い監視…症状が治療無しで改善するかどうか見定める。
心理的治療…トラウマ集中のCBT(認知行動療法)やEMDR(眼球運動による脱感作および再処理法)
抗うつ剤…パロキセチン、ミルタザピン

PTSDに関して興味がある方は以下がオススメです。
PTSDとトラウマのすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
心のケア――阪神・淡路大震災から東北へ (講談社現代新書)
もう独りにしないで:解離を背景にもつ精神科医の摂食障害からの回復


参照
http://www.nhs.uk/Conditions/Post-traumatic-stress-disorder/Pages/Introduction.aspx
posted by ヤス at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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