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2014年09月06日

PTSDの原因:交通事故、暴力行為、性的虐待など

PTSD(Post-traumatic stress disorder 、心的外傷後ストレス障害)について、その概要症状について話してきました。ここでは原因について話したいと思います。

PTSDは、過度のストレスや、恐怖のかかる出来事の後であったり、長期的なトラウマ経験の後に発症します。

PTSDの原因となり得る出来事としては以下があります。

大きな交通事故
性的暴行、強盗等といった暴力行為
長期的な性的虐待、暴力、過度の無視
暴力的な殺人の目撃
戦争、軍地闘争
人質にされる
テロ
洪水、地震、津波といった自然災害


通常、PTSDは離婚や失業、テスト不合格などの単純にストレスのかかる状況とは関係ない事が多いです。PTSDは大きなトラウマを経験した人、3人に1人に起こると考えられています。

なぜ特定の人に起きて、他の人に起きないのかについてはまだ理解されていません。しかし、その傾向性に関連する要素は理解されつつあります。

過去にうつ病や緊張症を患っていたり、家族や友達のサポートがない人は、トラウマ的な出来事の後にPTSDを患う可能性が高くなります。また遺伝的な事も影響します。家族の中に心の病気を持つ人がいると、PTSDにかかる可能性は高くなります。

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現在の所、PTSDが出来上がる原因について、分かっている事、考えられている事には以下のようなものがあります。

生存本能

1つの理論は、将来的に同じようなトラウマ的な出来事が起きたら、あなたの命を守ろうとする生存本能がPTSDの原因となっているというもの。

例えば、フラッシュバックをする事によって、もし同じ事がまた起きたらどうしようかと、あなたはより準備ができるようになります。その他、PTSDで過興奮をしている人は、また同じような事が起きたら、瞬時に動く事ができるように、過度に興奮していると考えられます。

しかし、こういった反応はあなたの命を守る為にできたものの、あなたをトラウマ的な経験から離れられなくし、実際はかなり問題的な反応だと言えます。


アドレナリン値

研究でPTSD患者は異常なストレスホルモン値を示したと報告されています。身が危険にさらされた時、体はアドレナリン等のストレスホルモンを分泌し、危険を回避するようにします。この反応は、「闘争・逃走反応」と呼ばれ、感覚を麻痺させ、痛みを感じなくさせます。

しかし、PTSD患者は危険がない時にさえ、闘争・逃走ホルモンを高く体に分泌しています。だから、彼らは感情が麻痺していて、過興奮しているのでは、と考えられています。


脳内変化

PTSD患者の、脳内の感情処理器官は、そうでない人とは少し異なる事が分かっています。PTSD患者は、感情と記憶に携わる海馬が小さいんだそうです。こういった変化が、恐怖、緊張、記憶障害、フラッシュバックと関連しているのでは、と考えられています。海馬が正常に機能しないが為に、過去の記憶が正常に処理されず、それがフラッシュバックや悪夢につながる。だから、トラウマ経験から来る緊張が減らない。


従って、PTSDの治療は記憶を正しく処理する事。そうする事で、フラッシュバックや悪夢をゆっくりと消して行くというのが、現代では最も一般的だと言われています。

PTSDに関して興味がある方は以下がオススメです。
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参照
http://www.nhs.uk/Conditions/Post-traumatic-stress-disorder/Pages/Causes.aspx
posted by ヤス at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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