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2014年11月18日

CBT疑似体験セラピーが女性軍人に有効

特定のタイプの認知行動療法(CBT)が、伝統的なCBTよりも、服役中や退役した女性軍人の心的外傷後ストレス障害(PTSD)に有効だという事が報告されています。「長期疑似体験セラピー」では、トラウマとなった出来事を再体験していきます。


PTSDは戦争、レイブ、暴行を受ける、自然災害などといったトラウマ的な出来事から発生する緊張障害です。

長期疑似体験セラピーは、「現在集中型セラピー」よりも、服役中や退役した女性軍人に対して効果的だとJAMAが報告しています。

9.11やイラク戦争、ハリケーン・カトリーナを経験した多くの人たちはPTSDを患っています。PTSDはトラウマを再体験したり、トラウマを思い出す事を避けたり、感情麻痺をしたり、心理的、身体的な過緊張を起こしたりします。

同記事によるとPTSDは患者の人生の質を下げ、それは社会の経済コストとなると記しています。アメリカの成人の一生涯において、女性がかかる率は9.7%、男性は3.6%であり、特に軍に仕えた女性に多いと言われています。

この実験ではPTSDを患う現役、又は、退役女性軍人を2つのグループに分け、1グループは長期疑似体験セラピーを、もう1つのグループは現在集中型セラピーを受けました。

長期疑似体験セラピーはCBTの一種で、患者は感情反応が下がり、トラウマとなっていた事柄と面と向き合えるまで、トラウマとなった出来事を思い出していきます。現在集中型セラピーもCBTの一種で、日常生活での問題で、PTSDの影響で起きていると考えられる事柄について話していきます。

この実験は、2002年8月から2005年10月の間にPTSD患う7人の服役中女性軍人と277人の退役女性軍人を集めて行われました。

参加した女性軍人は2つのグループにランダムに分けられ、10週間に渡り、90分のセッションを受けていきます。PTSDの深刻度の計測は、開始前、開始後、そして、3ヶ月、6ヶ月のフォローアップの段階で測ります。

長期疑似体験セラピーを受けたグループの方が回復率が高く(41.0% vs 27.8%)、完全治癒の可能性も2倍以上高い(15.2% vs 6.9%)という結果が出ました。

両グループ共に、PTSD、うつ病、メンタルヘルス全般といった指標は高まっていました。疑似体験セラピーでは、緊張の低下、人生の質の増加が見られました。


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参照
http://psychcentral.com/news/2007/02/28/cognitive-therapy-beneficial-for-war-ptsd/655.html
posted by ヤス at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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