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2014年12月29日

慢性疲労症候群(CFS)からの回復は可能である

新たな研究で、もしその人が心と体の健康に関するセラピーに参加する意欲があれば、慢性疲労症候群(CFS)は治るという結果が出ました。


ロンドン大学クイーン・メアリーの研究者が、薬物療法の補足として、認知行動療法(CBT)と段階的運動プログラム(GET)を提供すると、他の治療法と比べて3倍も回復する可能性があると報告しています。


CFSは約40万人の日本人、25万人のイギリス人、100万人のアメリカ人が患う長期的で患者を衰弱させる症候群です。症状としては体と脳が非常に疲れて(特徴として使う事で更に悪化する)、筋肉や関節が痛み、睡眠、集中、記憶障害を伴います。

今回の実験では640名のCFS患者がランダムに4つのグループに分けられました。
・専門家による薬物治療のみ
・専門家による薬物治療と調整的ペーシング療法(APT)
・専門家による薬物治療とCBT
・専門家による薬物治療とGET

それぞれの治療の効果性はグループ分けの1年後に調べられました。

過去の実験では、CBTとGETが、薬物治療やAPTと比べて大きく症状を減少させたという結果が報告されています。今回の実験では、何人の患者が回復するのかに焦点を当てました。


参加者は、CFSの診断基準となる症状を見せなくなったら、完治したと判断されます。その症状には、深い疲労感、肉体的な制限などといったものが含まれます。これに加え、参加者本人が自分の健康状態を評価します。

結果を見てみると、CBTとGETのグループの参加者は、それ以外の参加者と比べて3倍も回復基準を満たしましたCBTとGETグループの参加者の22%が回復基準を満たし、APTグループは8%、薬物治療のみグループは7%という数字でした。

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同校の精神薬物学、ピーター・ホワイト教授は「CFSの治療方法が何人かの患者に対して見つかった事は良い知らせだ。次はなぜこの少数の人たちには効果があったのかを知る必要がある。この事からもCFSは個人個人で異なる事が分かる。(中略)今回の『回復』状況が長期的に続くのか、調べていく必要がある」と述べています。

この実験者の一人、マイケル・シャープ教授は「CBTやGETによるリハビリ的な治療は議論の的となっていた。今回の分析によると、そういった治療は多くのCFS患者の症状軽減に良いだけではなく、少数の患者に対しては回復をももたらす」と述べています。

これまで症状の軽減法だけで、回復方法がないとされていたCFS。今回の実験結果は希望の光だと言えそうです。




参照
http://psychcentral.com/news/2013/02/01/recovery-from-chronic-fatigue-syndrome-possible/51060.html
posted by ヤス at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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