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2014年12月30日

心配性の方、喜んで下さい。心配性と高知能に関係性あり

心配するという行為は、良い事だとみられるケースは少ないです。心配性な人は自信がなく見えたり、ネガティブな人だと見られたりします。しかし、心配にも有効な機能があります。恐怖に備えていたり、過去の失敗から学ぼうとしている事等が挙がります。


近年の心理学実験では、心配性な人々の強みが報告されています。例えばある実験では、心配性な人は危機を早めに感知できたり、嘘をより良く見抜けたりします。

この記事で紹介するのはカナダ、レイクヘッド大学のアレクサンダー・ペニー(Alexander Penney)らが100人以上の学生に対して行ったアンケートによると、心配する傾向がある人はより高い知能を持つ傾向があったという実験結果です。

ペニーらは参加した学生に対して、心配、緊張、うつ、反芻、社会恐怖、過去の社会的出来事にすがる、気分、言語的知能、非言語的知能、テスト緊張について尋ねました。最後のテスト緊張という項目は、性格的な緊張かその状況における緊張かを区別し、それがどう知能に影響するかを見極める為に設けられました。

重要な発見としては、テスト緊張と現在の気分の影響を制御した所、普段から心配する癖があったり、反芻する癖のある生徒は、言語的知能の項目でも高い点数を示したのです(ウェクスラー成人知能検査によって算出)。

統計の一部を示すと、言語的知能は心配する傾向と正比例し、重要性値も0.19を示していました。反芻、気分、テスト緊張と合わせて、言語的知能は心配の46%に影響をしていると分かりました。

また、過去の社会的出来事にすがる傾向の高い生徒は、非言語的知能が低いというデータも算出されました。




研究者たちのまとめでは「言語的知能が高い人は、過去と将来の出来事を詳細に考える事ができる。それがより強い反芻と心配となる。非言語的知能が高い人は、その瞬間において交流した非言語的なサインを読み取る能力が高い分、それが、過去の社会的出来事を振り返る必要性を少なくしているのかもしれない。」と述べています。

もちろん、今回の実験は少ないサンプルでの結果なので、一般化をする事は危険ですし、過度の心配性の人にこれがどこまで当てはまるかは定かではありません。注目したいのは2012年の少ないサンプルでの実験で、一般的緊張症の人を集めた実験では、心配と知能に正比例の関係性が出たという事です。

実験者の結論では「心配や反芻をする脳は、より言語的な知能のある脳だと言え、反対に、社会的な出来事を反芻する脳は、非言語情報を処理する力が弱いのかもしれない」と述べています。



参照
http://digest.bps.org.uk/2014/12/is-being-worrier-sign-of-intelligence.html
posted by ヤス at 02:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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