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2015年02月16日

ナルシズムは成功に必要か?

企業や組織で働いた事がある人ならば、少なくとも一度は他人の功績を我が物としたり、周囲の事を無視して決断をしたり、チームの事よりも自分の世間体を考えるような上司と仕事をした経験があると思います。ここで考えたいのが、ナルシストが理想のリーダーとして適切か?という事です。

2014年に出版された記事で研究者はナルシストに関する実験結果を集め、分析をした結果、ナルシストはリーダーシップのポジションを得る事が多いものの、リーダーとしての成功とナルシストの間に関係性は見られなかったそうです。

リーダーとして力を発揮できていない人はナルシスト度が非常に高いか非常に低いかだったそうです。

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実験の中心者、エミリー・グリハルバによると「今回の実験結果では、ナルシズムは良くも悪くもなく、適量がベストだという事でした。少なすぎると自信がないように見え、ありすぎると横柄に見える」。

実験に協力したネブラスカ大学リンカーン校のピーター・ハームズいわく「中程度のナルシズムを持った人は、十分な自信を持ちながら、自己の為に他人を蹴落とす事をしない良いバランスを維持している」。ハームズは職場での不正行為の研究をしていて、ナルシズムが諸刃の刃だという事は何も新しい意見ではないと言います。

ハームズ「ナルシストは初対面など短期的な状況では良い結果を出しますが、その後、その印象はすぐに崩れていきます。そして、その人は、彼らが思ったよりも良くない事に気づいていきます。だから採用担当や人事担当はそれに気をつける必要がある。」





「ナルシストは面接等の状況を得意とします。しかし、時間が経つにつれて彼らは徐々にうっとおしい存在になっていきます。個人的なレベルだと彼らは厄介な人達です。戦略的なレベルでは、彼らは自信があるので大きなギャンブルをし、大儲けか大損をもたらします。」

この研究の研究者達は、組織は、ナルシストの強みに合わせた採用方法や人事配置方法に注意を促すと共に、ナルシスト度が低い人の方が適していると考えるのも短絡的だと指摘しています。

グリハルバはナルシストがリーダーシップに関する状況で他の人たちよりもよりよく機能できるかをより考察するために、もっと研究が必要だと言います。例えば、カオスの中にある時には、ナルシストのギャンブル的発想や説得性がプラスになり、安定した状況ではマイナスになるのでは、と考えています。

ナルシストの理解にはこちらがオススメです。


http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/peps.12072/abstract
posted by ヤス at 03:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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