2015年03月12日

状況不安と特性不安 (State Anxiety & Trait Anxiety)

メンタルヘルスに司ると不安という言葉をよく聞きます。不安というのは、心配する事柄が頭の中を駆け巡ったり、手足が震えたり、汗ばんだり、心臓の鼓動や呼吸が速まったりするような症状を伴います。心理学では不安は「状況不安」と「特性不安」に分けられます状況不安とは、一時的な感情の状態の事で、ほぼ誰でも経験する不安です。特性不安とはその人の性格の特徴として、常にある不安です。





状況不安

状況不安とは特定の状況や要求、出来事、対象物に直面した時に感じられる不快な感情の事です。これはその人が特定の脅威を心の中で認識した時に感じられます。その脅威となる対象物が無くなってしまえば、不快感もなくなります。従って、状況不安とは何らかの認識された脅威に対しての一時的な反応だと言えます。


特性不安

特性不安は、認識された脅威に対しての反応だという点では状況不安と同じですが、不安の度合い、時間、状況の幅広さという点では異なります。人によって状況不安を感じる感じ方が異なる。特性不安が強度の人は、特定の状況に対して多くの人よりも強い不安を感じたり、より幅の広い対象に感じたりします。従って、特性不安は一時的な感情というよりも、性格の特性に関わるものだと言えます。


事例

多くの人は人前で話す事に緊張します。こういった緊張、不安の気持ちは、多くの場合、話す前から始まり、話している最中も続き、話が終わると落ち着いていきます。これは状況不安です。ここでこの不安の強度がどう違うのかという質問を問うとなると、それは特性不安に関する質問となります。例えばAさんは少ししか不安を感じなかったけど、Bさんは強度の不安を感じ、めまいがし、吐きそうになった。こういった違いは特性不安に関するものです。

強度の特性不安を持つ人は、多くの人が不安と感じない状況においても不安だと感じます。日常的な事柄(フェンス越しに犬を見た、道路を渡る等)にも不安を感じます。




精神病

状況不安や特性不安といったコンセプトは精神病の中でも特に不安障害にも当てはまります。恐怖症とは、特性の出来事や対象物に関連する強烈な恐怖感の事を言います。恐怖症は状況不安を表します。つまり、恐怖症の対象物がなくなれば、不安も消えます。

全般性不安障害(Generalized Anxiety Disorder、GAD)は、2年以上に渡って、不安を多くの対象に対して感じる事です。こういった人たちは慢性的な心配性だと言われます。GADは特性不安だと言えます。

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参照
http://www.livestrong.com/article/98672-differences-between-state-anxiety-/
posted by ヤス at 04:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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