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2015年03月15日

長時間労働者は心臓病率6割も高い

新たな研究で、ロンドンの公務員1万人を調べた所、長期労働は心臓に悪い事が分かりました。通常1日当たり7時間労働の通常労働者と比べて、これよりも3時間以上働く人は長時間労働者は心臓病や扁桃炎にかかる確率が60%も高い事が分かりました。


フィンランド、ヘルシンキのフィンランド職業健康研究所(Finnish Institute of Occupational Health)とイギリス、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのマリアンナ・バータネン博士によると、長時間労働と心臓病の確率は、喫煙や肥満、高コレステロール値等に関わらず、強い関連因子だそうです。

この実験ではその相関性は分かったものの、果たして実際に長時間労働が心臓病の原因となっているかどうかは今後、追跡する必要があるそうです。

1985年に始まったホワイトホール2実験では、10308人のロンドンの公務員(35〜55歳)を集めました。データは実験のインターバル中に集められ、第3段階の1991〜1994年に長期労働について考えられました。

今回の分析では、2002-2004年の段階までフォローアップされた6014人(男4262人、女1752人。39〜61歳)のデータを扱いました。この11年のフォローアップにおいて、バータネンらは369件の心臓病やそれに関する症状が見られたそうです。

長期労働の影響を見るために、年齢や性別などを調整していくと、長期労働(3〜4時間長く働く)をする人はそうでない人と比べて、60%心臓病や関連症状にかかる確率が高い事が分かりました。




この理由として、実験者の考察として、タイプA行動パターンを挙げました。このパターンを持つ人は攻撃的で、競争心が強く、敵対心が強い傾向があります。その他、うつや不安といった心理的な障害、不十分な睡眠や休憩も影響しているかもしれないと述べています。また、高血圧も考えられます。高血圧は見えるものではないので、症状が出ても無視して働き続ける。しかしどれも詳細な研究が必要です。

また今回の実験ではブルーカラー労働者や私営の組織で働く人たちのデータは含まなかった為、彼らに当てはまるかどうかは分かっていません。

この実験記事で最後にイギリスの哲学者、バートランド・ラッセルの言葉が紹介されていました。

「もし私が医療に携わる者だったら、仕事が大事だと思う全ての患者に休日を処方するだろう」


参照
http://eurheartj.oxfordjournals.org/content/early/2010/05/04/eurheartj.ehq124
posted by ヤス at 02:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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