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2015年03月22日

国の文化は起業家のネットワーク力に影響する

アイルランドの研究で、国の文化は起業家のネットワーク力に影響するという結果が出ました。アイルランドの研究者、ヘレン・マグラスとトーマス・オトーレがアイルランドとベルギーの小規模ビール会社(年間300万リットル以下の生産)の起業家14人にインタビューをして、彼らのネットワーク力が国の文化にどれだけ影響を受けているかを調べました。




ネットワーク力というのは起業や会社の発展には欠かせない要因です。この力がどれだけ文化に影響されているのか。



研究者は1時間半ほどのかなり込み入ったインタビューをして、起業家が話す言葉を、ホフステードの文化次元論から5つの次元を用いて、分析しました。5つの次元とは;

個人主義の度合い(個人主義か集団主義か)
不確定さをどれだけ避けるか
社会的権威による距離(社会的階層の強さ)
男性的か女性的か(課題優先か人優先か)
長期的思考の度合い


です。各次元の説明はこちら


2010年に新たに「放縦か自制か」という次元が加えられましたが、これは今回の実験には含まれていません。

インタビューを分析した結果分かったことは、社会的権威による距離の度合いが小さいほどネットワーク力の発展には好影響である。高い男性度合いと高い個人主義度合いはネットワーク力の発展にはマイナスに影響する。これは交流する経験の無さ、自分がコントロールしたいという欲求、独立心、情報共有力の無さといったのが原因していると考えられます。

不確定さを避ける度合いが高いと、協力して問題を解決したり、協力しようという風潮が高まり、また、短期的思考になるほど、商売中心の交流が高まるという結果が出ました。

ちなみのアイルランドとベルギーの文化をホフステードの文化次元論で分析すると、以下のようになります。

アイルランド → http://geert-hofstede.com/ireland.html
ベルギー → http://geert-hofstede.com/belgium.html





参照
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0019850114000753
posted by ヤス at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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