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2015年05月08日

3つの感情システムのバランスを取る事が大切

僕が所属するダービー大学のポール・ギルバート教授によると、感情の制御には3つの大きなシステムが関与すると説いています。


1つ目は「脅威/自己防衛システム」です。このシステムの機能は脅威に対して素早く反応し、緊張、怒り、嫌悪といった感情を供給することです。こういった感情は私たちの体の中を素早く駆け巡り、脅威となる対象に対して何か行動をするように働きかけます。その結果、自己防衛を図ります。

そうすることで私たちはより走ったり、戦ったり、隠れたりできるようになります。これは個人だけに当てはまらず、その人が愛する対象が危険にある時にも作用します。

脅威への反応は脳内の扁桃体によって成されます。扁桃体は左脳、右脳両方、耳の後ろにある脳の部分です。扁桃体は私たちにとって重要なこと、特に脅威に対して急速に反応します。

その他、私たちが脅威にさらされる時、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌され、私たちの経験に影響し、不安といった感情に大きく影響します。




2つ目は「報酬/資源探求システム」です。このシステムは、私たちが生き延び、繁栄する為の資源を探すように促すよう、ポジティブな感情を分泌します。私たちは、快感をもたらす事柄を探求し、消費し、達成するよう動機づけられます。競争に勝ったり、試験に合格したりする時、興奮や快感を感じます。

躁鬱病を持つ人は、このシステムに問題があると言えます。活性点が高すぎたり低すぎたりすると考えられます。

このシステムが他の2つのシステムとバランスを取った時、人生のゴールに向けてポジティブな機能を果たします。このシステムが全く機能していなければ、やる気やモチベーションといったものがなく、鬱状態になるでしょう。逆に、このシステムが活発すぎると、「もっともっと状態」になり、それが、フラストレーションにつながり、失望を感じるでしょう。

私たちが欲しいものへの障害が「脅威」となる時、脅威/自己防衛システムが活性化され、緊張や不レストレーション、怒りを生み出します。

報酬/資源探求システムは何かを獲得しに行くような機能であり、脳内ホルモンのドーパミンと関係しています。恋に落ちたり、試験に合格したり、競争に勝つと、大量のドーパミンが分泌されます。そういった出来事は快感だからです。アンフェタミンやコカインといった薬を摂る人は、ドーパミンがもたらす快感を得ようとしています。




3つ目は「慰め/満足システム」です。このシステムは慰めや平静さをもたらしてくれます。動物が何の脅威にもさらされていなく、何も達成する必要がない時、彼らは満足した状態にあります。「満足」とは現状に対してハッピーであり、安全を感じていて、何も欲しがっていない状態です。

平静とした状態であり、報酬/資源探求システムがもたらすモチベーションの高い、成功や繁栄を目指したポジティブ感情とは、異なったポジティブ感情です。また、退屈感や空虚感とも異なります。メディテーションを実践すると、人はこういった、何かを求めようとしない状態、内的な平静さ、満足感といった事柄を感じると言います。

このシステムの重要な所は、愛情や親切さと関連していることです。例えば、赤ちゃんが不快を感じ、泣いている時に、それをあやすのは親の愛情です。これは大人にとっても同じことが言えます。こういったあやしや安全な感覚は、脳の中で充実感や満足感と関連した平和な感情と似たものです。

この平和な感覚はエンドルフィンという脳内ホルモンと関係しています。エンドルフィンは誰かから愛されたり、求められたり、また、誰かといて安全だと感じる所に出ます。これが幸せ感につながります。




posted by ヤス at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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