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2016年01月31日

メンタルヘルスの病気を患う人をどう呼ぶか

新たな研究で、メンタルヘルスに関する症状を患う人をどう呼ぶかが、その人の社会での受け入れやすさに影響すると報告しています。メンタルヘルスの病気を抱える人を「メンタルが病気(mentally ill)」と呼ぶ場合、「メンタルの病気を持つ人(people with mental illness)」と呼ぶ場合と比べて、周りの人の許容度は減ったそうです。つまり、「メンタルが病気」と表現をした場合、人はその人たちに近寄りがたく感じる


今回の実験は、言葉をどう使うかが感覚に影響するということを示唆しています。

今回の実験はオハイオ州立大学の教育学部による実施で、221人の学生、211人の地元の成人、そして、269人のカウンセリングに従事する人たちが参加しました。

全参加者が『メンタルの病気に対する態度(Community Attitudes Toward the Mentally Ill (CAMI))』というアンケートに回答しました。アンケートでは、メンタルの病気に対する態度に関して、権威主義、善行、社会的制約、そして、地域社会のメンタルヘルスに対する思考といった項目で質問が設定されました。

そして、言葉の表現が「メンタルが病気(mentally ill)」と「メンタルの病気を持つ人(people with mental illness)」だけ、変えて実施されました。例えば、「メンタルが病気な人は、地元社会から隔離されるべきだ」というものと、「メンタルの病気を持つ人は、地元社会から隔離されるべきだ」というように。こういった項目に、参加者は「強く同意」から「強く反対」の5段階で答えていきます。


学生、成人、カウンセリング業者、すべてのグループで「メンタルが病気」な人に対しては、「メンタルの病気を持つ人」と比べて、許容度は少ない結果となりました。

研究者は人を第一に考えた言葉表現の大事さを訴えています。メンタルの病気は、彼らのアイデンティティではありません。「メンタルが病気」な人というと、病気がアイデンティティに掛かってきますが、「メンタルの病気を持つ人」と表すと、アイデンティティは病気と切り離されます。

研究者はカウンセリングに従事する人までもが、言葉遣いに影響されることは驚きだと述べています。

他のデータでは、メンタルヘルスの病気を抱える人の9割が高度の差別を感じると報告されています。


参照
http://www.medicalnewstoday.com/articles/305693.php?tw
posted by ヤス at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・メンタルヘルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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