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2016年05月27日

異常心理学。異常とはー逸脱、苦痛、機能障害、危険

心理学を学ぶ上で大事な分野の一つに異常心理学があります。これは、異常な行動を科学的に見ようという学問です(Comer, 2013)。異常な行動とは、個人が日常定期な活動をして普通に機能しようとしているのを阻むものです(Nolen-Hoeksema, 2008)。従って、文化的な要因にも影響を受けます。

そして、「異常だ」とされるには4つの”D”があります。

Deviance(模範より離れていること、逸脱)ー社会的、文化的な規範から離れている。
Distress(苦痛)ーその行動がその人、または、他人に対して苦痛となっている。
Dysfunction(機能障害)ー通常の生活での行動を大きく妨げている。
Danger(危険)ーその行動がその人、または、他人に危険をもたらす。危険をもたらす不注意、嫌悪、勘違いといったこともここに含まれる。

異常な行動を科学的に学ぶことで、その行動がもたらす機能を理解でき、それによって、説明でき、予測、変化させることができます。こういった行動の原因とそれがもたらす結果を、普遍的に理解します。


異常な行動を理解するために様々なパラダイムが作られました。パラダイムとは、知識やその知識に関する研究をまとめる理論的な仮説のことです。例えば、フロイトやクレペリンは心理分析を使いました。フロイトはイド、エゴ、スーパーエゴを用い、クレペリンは分類システムを用いました。


近代ではDSM(精神障害の診断と統計マニュアル)が使われます。2013年5月に第5版が出版されました。DSMは約400の精神障害を網羅し、それぞれの障害を「症候群」として理解します。つまり、ある症状のまとまりだとします。


DSMは臨床心理士の最高のツールだと知られており、世界的に見ても臨床心理で最も使われている書籍です。科学的な証拠を元に書かれていて、ここで使われる言葉遣いが最も世界で一般的だとされます。
posted by ヤス at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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