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2016年06月01日

脅威、駆り立て、満足システム

思いやり中心療法について学んでいます。参照の映像についてキーポイントを書いていきます。

思いやり中心療法で特に大事なのが3つの感情制御システムです。ここで抑えたいのが動機と感情の違いです。動機は、社会的メンタリティーと同じように、動物が生存し、種を保存するために発達したものです。従って、思いやりも動機の一部に入ります。そして、感情はそういった目的に対して私たちが成功するように誘導をしてくれるものです。


そして、3つの感情制御システムとは、脅威と自己防衛に関わるシステム、行動や達成に関わるシステム、そして、満足感や安心感に関わるシステムがあります。私たちの感情はこの3つだけではありませんが、思いやり中心療法では特に大事な3つです。これは動物進化の機能分析から生まれました。

つまり機能なので、私たちには脅威や自己防衛をするように促す感情機能があり、行動や達成をするように促す感情機能があり、そして、満足感や安心感(休息だったり食べたものを消化したり。これらは安心しないとできない)を感じるよう促す感情機能があるということです。

脅威システムは最も強力なシステムです。例えば、サルがバナナを食べていて安心しているところに、ライオンの鳴き声を聞いたら、その途端、脅威システムがサルの脳を占拠します。そして、逃げるようにホルモンを放出します。この脅威システムは自己防衛に関わっていて、安全を求め、活性化や抑制といった動きをします。感情的には怒り、不安、嫌悪を扱います。

駆り立てシステムは報酬や資源に焦点をおきます。何かを求めたり、達成しようとしたり、消費したりします。活性化するかどうかがこのシステムの動きです。駆り立てられた感情や、興奮、気力といった感情を扱います。これら2つのシステムは活性化に関するので、アンフェタミンなどを飲むと強化されます。

そして、満足システムは、特に何を求めるわけでもない、親和的なシステムです。安心感や優しさを求め、物事を柔らげる効果があります。満足、安全、つながりといった感情を扱います。


それぞれのシステムに関して、どういった体のサインがあるのか。例えば、脅威システムが作動している時、不安という感情が強化されるでしょう。この時、体や心の感覚としては、緊張していて、心臓の鼓動が速く、口が乾燥し、胃がキリキリして、何かに怯えている感じがあります。そして、注意の方向は、狭くなり、危険なことに考えが行き、脅威がないかスキャン(詮索)します。行動としては、回避的になり、従属的になり、その場からディソシエート(切り離された)ような行動を取ります。

脅威システムには怒りの感情もあります。この感情だと、同じように体と心の感覚は、緊張、心臓鼓動の速まり、そして、行動せねばというプレッシャーを感じるでしょう。不安と同じようなものもありますが、これらを区別することは非常に大事です。境界線障害にある患者はこれらが区別できません。例えば、不安からくる緊張と怒りからくる緊張を区別できないのです。また不安であれば緊張から排尿するケースがありますが、怒りではそれはないでしょう。注意は狭くなり、違反に目が行きます。

例えば、買い物をしていて10店中、9店で素晴らしいサービスを受けて、1店でひどいサービスを受けたら、多くの場合、私たちはその1店を覚えているでしょう。これは脅威システムが最も強いからです。しかし、このことを理解できたら、脅威システムが現れて怒りの感情を起こした時に、それに気づくことができます。怒りの感情を持っていると、それが体に現れます。結果、怒っている本人が不健康になります。その代わりに、9店を思い出して、良い感情を抱き、健康を得ることもできます。思いやり中心療法ではこういった気づきを得ることもできます。怒りの感情がもたらす行動としては、アウトプットを増やそうとしたり、怒りの表情を作ったり、何かに接近しようとしたり、そこからディソシエート(切り離された)しようとします。


感情の条件付けというのがあります。私たちの中には、感情を感じたり、我慢したり、表現するのが難しいという人がいます。それと同時に、そうした感情や欲望が無意識になっているとも考えられます(Ferster, 1973)。

例えば、子供が怒ったことに対して、親が処罰を与えたとします。すると、その処罰に対して、不安、恐れ、ショックなどが生まれます。ファースター曰く、こういったことが何度も繰り返されると、これらの内的な合図が外に現れます。そして、ケアを求めるという行動にさえ、子供は不安を覚えてしまいます。これを身体的記憶と言います。

こういった場ではケアを求めることが安全ではなく、脅威となります。これらが幼少期に起きると、子供は記憶はないのだけれども、近い関係性において理解できない気持ちを抱きます。こういった身体的記憶が強い理由の一つは、非認知システムだからというのがあります。例えば、ある種のお酒を大量に飲んで、嘔吐をした人が、次の日にそのお酒の匂いを嗅ぐと嘔吐をしたような感覚になります。これは、嗅覚の情報が、悪い気分に条件付けされ、次の日にまた同じ嗅覚情報で気分が再起されたのです。


感情が葛藤することはよくあります。例えば、怒り、不安、悲しみは互いに感情をブロックし合います。境界線障害の人は、怒りと不安を感じることはできますが、悲しみを感じることはできません。うつ病の人は、不安と悲しみを感じられますが、怒りを感じられません。それぞれの感情は防衛的な行動と記憶を持つことがあります。

そして、これらの感情にはそれを社会的に使う戦略があります。怒りは支配的な行動、不安は従属的な行動、そして、悲しみはケアを求めるようは行動を促します。例えば、ナルシスト人格障害の人は支配的な行動を取るでしょうし、依存症の人は従属的な行動を取るでしょう。

参照
https://www.youtube.com/watch?v=qnHuECDlSvE思いやり中心療法で特に大事なのが3つの感情制御システムです。ここで抑えたいのが動機と感情の違いです。動機は、社会的メンタリティーと同じように、動物が生存し、種を保存するために発達したものです。従って、思いやりも動機の一部に入ります。そして、感情はそういった目的に対して私たちが成功するように誘導をしてくれるものです。

そして、3つの感情制御システムとは、脅威と自己防衛に関わるシステム、行動や達成に関わるシステム、そして、満足感や安心感に関わるシステムがあります。私たちの感情はこの3つだけではありませんが、思いやり中心療法では特に大事な3つです。これは動物進化の機能分析から生まれました。

つまり機能なので、私たちには脅威や自己防衛をするように促す感情機能があり、行動や達成をするように促す感情機能があり、そして、満足感や安心感(休息だったり食べたものを消化したり。これらは安心しないとできない)を感じるよう促す感情機能があるということです。

脅威システムは最も強力なシステムです。例えば、サルがバナナを食べていて安心しているところに、ライオンの鳴き声を聞いたら、その途端、脅威システムがサルの脳を占拠します。そして、逃げるようにホルモンを放出します。この脅威システムは自己防衛に関わっていて、安全を求め、活性化や抑制といった動きをします。感情的には怒り、不安、嫌悪を扱います。

駆り立てシステムは報酬や資源に焦点をおきます。何かを求めたり、達成しようとしたり、消費したりします。活性化するかどうかがこのシステムの動きです。駆り立てられた感情や、興奮、気力といった感情を扱います。これら2つのシステムは活性化に関するので、アンフェタミンなどを飲むと強化されます。

そして、満足システムは、特に何を求めるわけでもない、親和的なシステムです。安心感や優しさを求め、物事を柔らげる効果があります。満足、安全、つながりといった感情を扱います。

それぞれのシステムに関して、どういった体のサインがあるのか。例えば、脅威システムが作動している時、不安という感情が強化されるでしょう。この時、体や心の感覚としては、緊張していて、心臓の鼓動が速く、口が乾燥し、胃がキリキリして、何かに怯えている感じがあります。そして、注意の方向は、狭くなり、危険なことに考えが行き、脅威がないかスキャン(詮索)します。行動としては、回避的になり、従属的になり、その場からディソシエート(切り離された)ような行動を取ります。

脅威システムには怒りの感情もあります。この感情だと、同じように体と心の感覚は、緊張、心臓鼓動の速まり、そして、行動せねばというプレッシャーを感じるでしょう。不安と同じようなものもありますが、これらを区別することは非常に大事です。境界線障害にある患者はこれらが区別できません。例えば、不安からくる緊張と怒りからくる緊張を区別できないのです。また不安であれば緊張から排尿するケースがありますが、怒りではそれはないでしょう。

注意は狭くなり、違反に目が行きます。例えば、買い物をしていて10店中、9店で素晴らしいサービスを受けて、1店でひどいサービスを受けたら、多くの場合、私たちはその1店を覚えているでしょう。これは脅威システムが最も強いからです。しかし、このことを理解できたら、脅威システムが現れて怒りの感情を起こした時に、それに気づくことができます。怒りの感情を持っていると、それが体に現れます。結果、怒っている本人が不健康になります。その代わりに、9店を思い出して、良い感情を抱き、健康を得ることもできます。思いやり中心療法ではこういった気づきを得ることもできます。怒りの感情がもたらす行動としては、アウトプットを増やそうとしたり、怒りの表情を作ったり、何かに接近しようとしたり、そこからディソシエート(切り離された)しようとします。

感情の条件付けというのがあります。私たちの中には、感情を感じたり、我慢したり、表現するのが難しいという人がいます。それと同時に、そうした感情や欲望が無意識になっているとも考えられます(Ferster, 1973)。

例えば、子供が怒ったことに対して、親が処罰を与えたとします。すると、その処罰に対して、不安、恐れ、ショックなどが生まれます。ファースター曰く、こういったことが何度も繰り返されると、これらの内的なキューが外に現れます。そして、ケアを求めるという行動にさえ、子供は不安を覚えてしまいます。これを身体的記憶と言います。

こういった場ではケアを求めることが安全ではなく、脅威となります。これらが幼少期に起きると、子供は記憶はないのだけれども、近い関係性において理解できない気持ちを抱きます。こういった身体的記憶が強い理由の一つは、非認知システムだからというのがあります。例えば、ある種のお酒を大量に飲んで、嘔吐をした人が、次の日にそのお酒の匂いを嗅ぐと嘔吐をしたような感覚になります。これは、嗅覚の情報が、悪い気分に条件付けされ、次の日にまた同じ嗅覚情報で気分が再起されたのです。

感情が葛藤することはよくあります。例えば、怒り、不安、悲しみは互いに感情をブロックし合います。境界線障害の人は、怒りと不安を感じることはできますが、悲しみを感じることはできません。うつ病の人は、不安と悲しみを感じられますが、怒りを感じられません。それぞれの感情は防衛的な行動と記憶を持つことがあります。

そして、これらの感情にはそれを社会的に使う戦略があります。怒りは支配的な行動、不安は従属的な行動、そして、悲しみはケアを求めるようは行動を促します。例えば、ナルシスト人格障害の人は支配的な行動を取るでしょうし、依存症の人は従属的な行動を取るでしょう。
posted by ヤス at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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