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2016年06月14日

満足システムが麻痺すると誇りでバランスを取ろうとする

思いやり中心療法について学んでいます。参照の映像についてキーポイントを書いていきます。

ストレスを感じた時に、誰か理解してくれる人に話をすることでストレスを軽減できます。しかし、話した相手がきちんと受け止めてくれなければ、心の痛みとなります。


つまりこのような良い(ケアリングな)愛着にはどういった機能があるのでしょうか。ケアを与える人、つまり、保護者には以下のような機能があると考えられます。

保護をする機能。危険を予測したり、安全な巣を作ったりします。

悩みを聞いて和らげる機能。悩みに何らかの反応をして、和らげます。

提供する機能。身体的なケアだったり、衛生、食事など。

愛情機能。脳の成長に欠かせない肯定的な感情。またスキンシップも含みます。ネズミでの実験ではスキンシップのあるネズミの方が、そうでないネズミよりも、心の安定を得やすいと報告されています。

教育と承認の機能。人生に必要なスキルを教えたり、自分の気持ちを理解できるように教育します。

交流機能。その場にいることで、様々な感情システムを刺激し、コントロールします。社交性の対象となります。



脅威システムが作動した時に、保護者が上記の機能を発揮すると、満足システムから安らぎを発して脅威を抑えることができます。すると、他人は自分を助けてくれるという内的再表現ができて、この安らぎが感情記憶として保存されます。またそれによって脳内ネットワークが出来上がり、結果、自分は愛され得る存在なのだという信念を形成できます。

満足システムは焦点が広いシステムです。これによって、社会的知能を発達することができます。そして、共感スキルをつけることができ、社会的にプラスとなる行動を養うことができます。

しかし、保護者があなたに対して脅威的ならば、満足システムが作動せずに、安らぎを感じられません。脳内ネットワークもできず、自分は愛されない存在だという信念を形成します。

つまり、認知モデルと違って、非常に感情的、また、感情記憶的なモデルだと言えます。

しかし丈夫な愛着がなく、満足システムを使えないと、やがて、満足システムが麻痺してしまい、駆り立てシステムと脅威システムだけで感情を処理しようとします。駆り立てシステムは、安全を感じる行動を探します。競争モードに入り、減量したり、食欲が減ります。脅威システムは、拒絶を恐れて、コントロールを失います。そして、誇りがバランスをとるために現れます。例えば、体重に悩んでいる人は、2キロくらい減量をして、それに誇りを感じ、良い気分を得て、バランスをとります。しかし、リバウンドをして、を感じます。

誇りによって気持ちのバランスをとる人は、誇りをもたらす結果が出ているときは良いですが、そうでないときには、脅威システムに戻ることになります。達成や成功は大事ですが、このループにはまると、誇りと脅威、恥といった感情を繰り返すだけになります。彼らは満足システムで安全やつながりといった感情を感じる方法を知らないのです。従って、セラピーではいかに満足システムを体験してもらうかがカギとなります。


うつ病患者の場合、脅威システムが強くなっています。そして、不安などが強く感じられます。そして、駆り立てシステムが弱くなり、気持ち的に死んだような感じがします。満足システムも弱くなり、孤独、非安全、誰も理解してくれないといった気持ちになります。セラピーではもちろん駆り立てシステムと満足システムにアクセスする練習をするのですが、駆り立てシステムの刺激は比較的よくされます。しかし、満足システムには思いやり中心療法が作用します。

参照
https://www.youtube.com/watch?v=Gm_PEFYgnus
posted by ヤス at 07:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 心理学理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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